4/3 オレンジカウンティ→サンディエゴ→オレンジカウンティ
朝10時ちょい前くらいに起床。今日は移動も少ない(片道100キロはあるけど…)し、久方ぶりの午後ゆっくり出発でオッケーなやつなので、ゆっくり自炊の朝食を食べたりコーヒーを淹れたり出来ました。明日朝早くに帰国のため、自由時間が今しかない、ということで近くにあるトレーダージョーズへ。
日本人みんな大好きトレーダージョーズでお土産を見繕います。トレーダージョーズってなんて言うんでしょうか、高級スーパーともちょっと違う、無印良品とかナチュラルローソンみたいな感じ?おしゃれでオーガニック志向でプライベートブランドをたくさん置いてるグロッサリー+αみたいなとこで、アメリカ感とオルタナ感を併せ持つお土産向きなものを買えます。
機材を殆どヘッサム様に返却したため車が軽い。サンディエゴに向けて出発したのは3時半頃。サーフィンの趣味はないのですがオレンジカウンティ→サンディエゴは海岸線に沿ったルートでサーファー垂涎のポイントがたくさんありますよね。サーフィン面白そうだなあ、と思います。
約2時間弱、少し早めにサンディエゴに着いたので、聖地巡礼ということでバラストポイントのタップルームへ。サンディエゴはアメリカでも屈指のブルワリーがたくさんあるところで、道中見かけたコロナドブルーイングのフラッグシップのIPAも凄く美味しかったので次は寄ってみたいところです。バラストポイントのブルワリーはDIYでビールを作るための道具も売っていて、プロ向けぽい機材なども興奮しました。ノベルティグッズはサーフブランド的なデザインで鬼インドアな私にはハマらない感じ。せっかくなのでタップルームで今ツアー冒頭で大感動したスカルピンのグレープフルーツをドラフトで飲みましたが、体調のせいか注ぐやつの力量のせいか、缶で飲んだのと味が結構違った気が…。
千秋楽の会場はSoda Barという、サンディエゴならここだよね、の場所(らしい)。繁華街のそばだけど怖い感じのない、店内も広々としててクールなベニューです。もう機材の無い我々は50秒くらいで搬入し、今日借りることになるBand Argumentの機材をジロジロ見て音のイメトレをし(何故かちゃんと入り時間守ったのにサウンドチェックさせてもらえなかった)、物販だけセッティング。ここの会場みたいな物販の照明とスペースが毎回あれば1.3倍くらいより売れたんじゃないかなあ、というくらいカッコいい陳列が出来る照明でした。
ラストご飯は何にしようかと思ったのですが、サンディエゴに来るたびに連れてってもらってたルチャ・リブレというタコス/ブリトーのお店へ。夜更けにお酒を飲みながら行ってたからカッケーって思ってたのですが、素面で行くとなかなかチャラい感じのお店に感じられます、が、ボリューミーで美味しいブリトーを頂きました。
お腹がいっぱいになりすぎた状態でベニューに戻り、ちょっとすると開演。この日のトッパーはINUSというSleeping PeopleやLOCUSTのメンバーがいるカオティックハードコアバンド。ウルトラ爆音でしたが出音のバランスが素晴らしく、さすがベテラン…!そして怖い人かと思いきやみんなナイスガイでした。
ルロウズは2組目。最終日なので翌日以降の声のコンディションを考える、みたいなことをいったんしなくて良いので自由にやりました。リアクションもすごく良く、これはもう大勝ちと言ってもいいのではないでしょうか。俗にいう名古屋飛ばし、仙台飛ばしみたいなニュアンスでアメリカでもスキップサンディエゴ、て言葉があるらしく、サンディエゴは盛り上がらないからツアーバンドはみんなやらない、て言われてるのですが、こと私たちに関してはBand Argument、Half Way Home、Jordan Krimstonという素晴らしい仲間たちがいるので、安心してライブに飛び込めます。
トリはBand Argument。元々4人編成なんですがギターのシェインがニューヨークにいるためここ暫くは3人編成でやってるらしく、あのサウンドを3人でやるのってなんとなくマイナストラックみたいに聞こえちゃわないかなあ…と思ってたのですが杞憂でした。ジョーダンのドラマはシュアでタイトで、何より全体的に底抜けにキャッチー。音楽は見た目じゃ無いけど、バンドのいでたちに華がある、てライブにおいてものすごく大事ですよね。夢のような音空間に幸せなうとなってあっという間に終了。最後の最後に素晴らしい音楽を聴けました。
ジョーダンは9月頃に日本に別のバンドでツアーに来るらしく(詳細聞いたけど情報公開前なので濁しておきます)、またそこで会えるのが楽しみ。彼の別プロジェクトとかで共演出来ないか探っておきます。この日もそうでしたが前も○○で見たけど今日も最高だったよ!とか、○○のショウを友達が見てて勧められて今日来たんだ!とかの声をかけてもらえることが増えてきて、しぶとくツアー続けてて意味があったなあと思いました。前回のツアーTシャツとか着てきてくれているとそれだけでホームに感じられますよね。
終演後は感傷的な気持ちになりながらI-5を北上し帰宅。もう1時だね、明日早いからすぐ寝ようね!としたかったのですが、レーベルに預ける物販の仕分け、アナログやカセット、Tシャツなど日本で売る用のもの、それからお土産や交換でもらった諸々などのスーツケースへのテトリス大会が2時間くらい発生して結局仮眠に入れたのは3:30とか。翌日のフライトが当初の9:50から12:00に変更になったのですが、これは一概により寝れて嬉しいね!というものではなく、ロサンゼルスの鬼渋滞が発生するタイミングに差し掛かるので結局ほぼ寝られないことには変わりなく、う〜んとなりながら撃沈。
怒りのドタキャンなどもありましたが、29公演完走出来ました!途中体調崩した時に一部キャンセルの事をずっと考えてましたが、諦めずに食らいついて、しかも手負いの感じを出さずにやり切れたのは本当に自信になりました。けどあの気持ちにはもうなりたくない!!!!