20230410

836(4/23MITOHO SESSIONSd出演者紹介②PANICSMILE)

 


あと2週間!4/23(日)下北沢ERA【MITOHO SESSIONS】もうすぐです。ごちゃごちゃするから省略してるけど冠をつけていくと①ERA21周年記念公演②ルロウズ帰国記念③『PAREIDOLIAS』12inch発売記念④『ÖKUMENE』カセット発売記念⑤Media Jeweler+DJ PRIVACY SETTINGSジャパンツアー千秋楽、etc..とたくさんあります、まあともかくこの日はスペシャルなんだよ、という事を言いたいわけなんです。

今回は最早このページをご覧頂いているくらいのジャパンアンダーグラウンドロックリテラシーを持つ皆さんには説明不要かと思いつつの、私なりの言葉を使ってのPANICSMILEの紹介です。彼らの久々の東京公演ですよね!

PANICSMILE (パニックスマイル)


公式だと92年結成ってことなのでキャリア31年め(!)、吉田肇(vo,gt,key)を中心に幾多のメンバーチェンジを挟みながらも以来ずっと謎パンクをブレずに生み出し続けてきた、あまりに偉大すぎるバンドです。各パートがバラバラなパーツを持ち寄って、そこの抜き差しや配置の妙で絶妙にキャッチーなアンサンブルが煙のように立ち上るセンス…!キャリアが長くなっても停滞という言葉とは無縁で、直近でもLFRより精力的にリリースしてますよね。

ハードコア化したキャプテンビーフハートとか言われたりすることがありますが、ジャッキンジャッキンのギター2本に対してゴムみたいにしなやかな質感のリズム隊の対比が独特で素晴らしい。いまのパニスマの肝ってゲルさんのくにゃくにゃした軽やかなパルス感を絶妙に他パートに橋渡しする二宮さんだと思うのですが、リーバイスのジーンズを馬が引っ張り合ってるあのロゴとか、凄いいびつにバランスが取れてるモビールとか、楽曲にそもそも内包されているそういうイメージのギリギリの緊張感の押し引きを推進力にギッタンバッコン展開しているように私には聞こえます。アルバムも仕掛けやアイデアがたくさんあって楽しいんですが、ライブでの高エネルギーを放射し続けるような演奏もとにかく有無を言わせず最高で、もしライブを見たことない人がいたら、是非この機会を逃してほしくない…!

昨年入国要件の兼ね合いでキャンセルになってしまった幻のMedia Jeweler来日時は喃語と左右とルロウズ、ってラインナップで、それをそのまま再度なぞろうかなあとも思ったのですが、ルロウズも最新のセットがアヴァンパンクを謳うようになって「日米変なパンク対決」っていうテーマを思いついたので、この内容にしました!リアルオルタナティブの最前線をこの日下北沢でご体感ください。

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4/23(sun)ERA, Shimokitazawa
【MITOHO SESSIONS】
■MEDIA JEWELER (USA)
■PANICSMILE
■LOOLOWNINGEN
DJ:Privacy Settings (USA)
6PM
2400+D
シリーズ未踏峰久しぶりにやります。3月のUSツアー30公演を経ての帰国記念公演、LP『PAREIDOLIAS』カセットで初フィジカル化の『ÖKUMENE』Wリリースパーティともなる今回、ゲストには西海岸アンダーグラウンドアヴァンパンクの帝王、気鋭のレーベルFIRE TALK代表MEDIA JEWELER来日公演千秋楽をキュレート!ソリッド/リキッドな不可思議なグルーヴ、乾いたユーモアと爆発的なライブパフォーマンス、さらに今回は鍵盤にTHE FAINTのGraham Ulicnyとサックスも加わった豪華6人編成での演奏ということで見逃せません。昨年ビザの関係で無念のキャンセルとなってしまったジャパンツアーでしたが今回最高の形で実現出来ました。
また今回東京公演が超絶久しぶりとなる御大PANICSMILEも緊急出演!「オルタナティブ」を30年以上最前線で体現し続ける至高のバンドの最新の形をロングセットでご覧頂けます。
ルロウズはUSツアーを経ての演奏。ぼっこぼこに叩かれてても、あるいはスターの凱旋みたいになってても、ちょうど適温の無風でも、媚びず騒がず謙虚に美しい演奏をいたします。
DJには同じくロサンゼルスからPrivacy Settings!LAアンダーグラウンドのビートミュージックを中心にDJブースからアジテートし続けて頂きます。
裏テーマは「オルタナティブそしてパンクの再定義」!下北沢ERA、DEAF TOUCH RECORDS全面協力で実現した今回のイベント、是非皆様のご来場心よりお待ちしております。

前売りチケットはこちら:http://s-era.jp/schedule/52170.html