20230331

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3/29 リノ→ネバダシティ

朝10時頃起床。昨日の淳平さんの具合が割とダメだったので予めホテルのフロントでレイトチェックアウトが効くか聞いてたので12時までいられます。ゆっくりと湯船に浸かって、口紅みたいなサイズのシャンプーを髪もないのに使ってみたりして、私が食べたことないって伝えた際にヘッサム様が買ってくれたマック&チーズを調理して試食。アメリカ人のリアルソウルフードって言われて興味深かったのですが味は想像を超えも下回りもしませんでした。でもソウルフードである理由はなんとなくわかった気もする。

私は割と回復したこともあり、そして引き続き淳平さんから体調のせいでエンタメ要素が欠落してしまったため、せっかくカジノのホテルにいるのでという事でポーカーをやるも40秒で$2なくして心が折れました。物販の財布を持ってる上田くんをそそのかすものの死んだ魚の目で見られたため諦めて移動開始。

ツアー序盤はエンゲル係数上げない(日本円に翻訳しながら)みたいな考えで食事を摂ってましたが、体調を損ねて以降は健康のために良いやつ、温かいやつ、という食事を考えるようになり、この日はWhole Foodsという高級スーパーでデリやスープ、コーヒーなど回復するやつを買って食べました。ウォルマートとかのノーマルスーパーだと温かいやつって偏見もしくはチェック不足かもしれないけど鶏の丸焼きとホットドッグしかないんですよね。

相変わらず国道は通行止めという事で、スーパー雪になってもいいようにガソリンを満タンにいれてから南に回ってタホ湖の方に行き→そこから国道に周り→GoっていうGoogleが当初オススメしてなかったルートを調査の上開拓して移動。結果としては序盤のタホ湖に向かうルートが怖かったものの昨日のようなエグい感じはなかったです。天気が割と持ってくれてたのも幸いでした。

という事で予想より大幅に早く、4時くらいに目的地に着いてしまいました。ネバダシティは名前と裏腹にネバダ州ではなくてカリフォルニア州。ここで演奏した日本人は我々が初めてなんじゃないですか?という場所で私たちは何ヶ所か演奏したことがありますが(カリフォルニア州セバストポルとかテキサス州マーファとか皆さんありますか?)、ここもその類な気がしました。落ち着いた雰囲気の治安も良さそうな街。

この日の会場はRibald Brewingというブルワリー。色々ブルワリーに行ってきた中で手広く色々な種類を揃えてるところとかもありますが、ここは少数精鋭な感じ。6パックの缶ビールとかはやってるの?て聞くと基本やってないけど言ってくれたらその場で缶詰めにするよ、と機械は見せてもらいました。荷物を置かせてくれるって事だったのでとりあえずロードイン。結構広いスペースだったのでマーチャンダイズのTシャツの整頓をしたりとかも出来ました。

まだ共演陣のロードインとかもだいぶ先なので、とりあえず街をドライブしてみることにしましたが、過去にここから割と近いプラサービルという首吊りの木が有名な街に行った時と寸分違わず同じ感想(古き佳き開拓者時代のアメリカを演出してるなあ、という気持ち)で、あっという間に観光も終わってしまいました。

会場に戻るとPregnantチームが到着しており、半年ぶりの再会となりました。今回Pregnantはツインドラムの5人編成で演奏するそうで、彼らの曲って割とゆるふわなようで結構ブレイク多いけど大丈夫なのかなあ…。リーダーのダニエルをはじめ他のメンバーは会うたびに自然に変化を感じるのですがベースのベンだけ5年くらい全く変化がなくて怖いです。

ご飯は会場向かいにある、ベニューの人曰く「カリフォルニアでいちばん美味いバーガーを出すぜ!」というお店で。美味しくはあったのですが$20は高い…、あとポテトが塩辛のポテトかってくらい塩辛くて食べるたびに鳥肌が立つ…、ということでお店の名前は伏せます!

ステージに乗り切らないツインドラム。相変わらずのダニエルの機材量。流れるように始まったPregnantは、正直ツインドラムすげえ!て要素はそこまでなかったものの、相変わらず素晴らしい音楽。ジャングリーでファンキーなポストポップですね。新曲ぽいのもやってて最高でした。

ルロウズは2組目。私が体調がおそらく復活したので体調に別に配慮しないセット。ただ淳平さんの声が5ミリくらいしか出ないので淳平さんは全く歌わないセット。やりきりました!結果としては勝ちで良いと思います。

最後に出てたOh Lonesome Anaというバンドが個人的には当たり。ネバダシティのローカルのバンドらしいのですが、陳腐になりがちな渋めのオルタナ歌物をツインリードや一瞬の美メロ、サウンドスケープやドラムの躍動感で絶妙に表現していて素晴らしかったです。

終演後は来てくれたザックたちとも話しつつ物販も各方面に売りつつ、最終的にはサクラメントのザック様の家へ。本間さんの家でもらった日本酒2合とメスカルでザック、テイラー、我々って面々で乾杯出来たのはなんか旅が終盤を迎えた感じがあってグッと来ました。優しく撃沈。体調もう崩しませんように…!