3/20 デンバー→ソルトレイクシティ
朝8時前くらいに起床。今日ソルトレイクシティは雨予報ですがデンバーは今のところ曇り、で、もう書き飽きたけど寒い…!チャドスミス似のローラのお父さんがコーヒー淹れてくれたりワッフルやオートミールのおめざを作ってくれたりして、昨日は怖くて不審に思われてるのかなあと思ってたのですが話してみるとパンク/ハードコアファンの方で、君らの音楽はミニットメンにちょっと似てるねって言われたり、とっておきのビッグブラックのTシャツを見せてもらったり、となかなか盛り上がりました。
助けてもらったお礼をしつつ、いざソルトレイクシティへ。本ツアーまたしても屈指のロングドライブで8時間強くらい、加えて今回は山道があるのでテキサスの目隠ししながら運転しても1分くらいはいける道とは違うので神経を使いそうです。
在庫の棚卸しもしていたので、不足してたPAREIDOLIASのCD(こんなに売れると思ってなくて兄貴宅からそこまで持っていかなかった)兄貴に頼んでオリンピアに送ってもらうことに(兄貴忙しいのにありがとう、そしてUSPS宜しく頼みます!!!)。さらに単色のTシャツの売れ行きが予想以上のため3/26シアトルに間に合うように100枚追加発注(ニック宜しく頼みます!!!)。単色ないからじゃあカラーのやつ買おうかな、て全員流れてくれればいいんですが、今回2種類かなりキャラクターを分けたので、この後西海岸で動き方変わるかもしれないけど、まあワッショイって気持ちでGOしてみました。
山道序盤から雪が残る感じで嫌な予感はしてたのですが、早々に吹雪。最初のうちはウヒョーなんて言ってたところだったのですが、延々の下り坂でエンブレ使ってもブレーキ音がちょっと不安になる感じだったり、運転者がヘッサムになってから少しして食らった吹雪は前方視界が200フィートくらいしかないレベルのホワイトアウトになるわフロントガラスが凍りついて弱い視界がさらに狭くなるわでかなり緊張する感じに。その上Wi-Fiも圏外だったりして途中でフロントガラスの状況を改善するためのレストエリアみたいなのも調べることすらできず、あっこれは本当に危ないなあっていう時間が暫く続きました。標高2000メートル超えのところを割とずっと走ってたらしいので、まあそうなのか…。結果無事でしたがチェーンもないし、タイヤが雪道いけるやつかもわからないし、ちょっと冒険だったのが痛切な反省点。昨年大丈夫だったから、ちょっと安易に考えすぎてたところがありました。プロボとかのあたりの街に出た時の安心感ったらなかったです。その頃には少し晴れ間もあったりして、街と天気に労われてる気がしました。
さて今夜の会場のInternational Barは街の中心部にあるオシャレスポット。ステージもフロアも横に延々長い作りになってて、前回音響でかなり苦労した記憶がありました。
ワッフル以降四捨五入すれば飲まず食わずだったので、オススメしてもらった近所のHimalayan Kitchenという高田馬場あたりにもありそうな名前のネパール料理屋さんへ。サモサやラムカレーなど久々に食べましたが、立体的なスパイスの味が久しぶりだったのでとても美味しかったです。昨日結果的に休肝日だったしビール飲みたい欲が上がる味。ただ見た目以上にボリューミーで食後はフウフウいう事になりました。
サウンドチェックさせてもらえたので、音の跳ね返りなどを入念にチェック。PAの人が上手かったのか我々のレベルが上がったのか、前回のようないかにもやりにくいなあ、てのはなかったです。超オープンな鳴りで中域と高域が膨らむ感じだったのとモニターが弱くて歌は外からの回り込みに頼る感じだったので、まあ頑張ろう、という感じです。
オープナーは半即興のトロンボーン、スライドギター、チェロ、サックスの室内楽団。音響ややってる事自体は美しいんですが8時間のヒリヒリドライブをしてきた我々としてはちょっと疲れが出てしまう内容だったかも…、TPOを変えてまた出会いたかったです。すいません。
ルロウズは2組目。前回ソルトレイクシティはライブ頑張ったのにお客さんのリアクションがまあまあ…て感じでアメリカでこれかあ、とうっすら凹んでたら実は物販とか大爆発した、て経験値があるので、グイグイ引っ張るインテンシブな感じではなくナチュラルな感じで演奏しました。オープンな鳴りのところでQ.E.D.とかの開放的な曲をやると気持ちがいいですね。猛烈に踊る人とかはいなかったのですが反応も良く、物販も気持ち良く動きました。月曜でこれならすごくいい気がする。
トリのIt Foot, It Ears凄かったです。ヒカシューの演劇ぽいセクションだけ集めて作曲したみたいな、ガチガチにプログレ化したジャンプスのような、ダイナミクスや音そのもののコントロールに長けたデュオ。ここでこの感覚になれるなら、もっとデッドな音響のところで見たらもっと緊張感溢れる感じなんだろうなあと思いました。
終演後はタッチの差で泊めてくれる人いなそうだったので宿をとった後に泊まるとか君らはあるのかい?という申し出が…。感謝をしつつ断ってヘッサム様がアレンジしてくれたところへ。私たちがとった宿の隣のモーテル6に警察がたくさん集まってていかにも事件の匂いがしました。いかにも安全そうで清潔で、我々がいかに今までテキサスとかで面白半分の安宿を取ってたかを思い知りました。カードキーは1秒で反応するべきだし、ゴキブリ(あるいはハヤウゴキクワガタ)はいないべきだし、配線剥き出しのなんか怖いやつが水回りにあるべきではない。柔和な気持ちでヘッサム様の相撲ファンぷりを見守りつつ撃沈。