3/18 オクラホマシティ→アルバカーキ
朝7時くらいにまあまあ幸せに起床。リンゼイ様に色々助けてくれたお礼をして(彼女のやってるStepmomってバンドたぶん売れますよ!)、ハグをして出発(日本の繋がれるバンド探してたのでMITOHOSの宣伝しましたよ!)。なんとなく予想はしてたけどオクラホマシティはやはり寒くて、ついにコートが手放せない感じになりました。アルバカーキは昨日雪が降ったらしくて、この時期にツアーをすべきではないのか…?
昨日のうちに買っておいたベーグルとヨーグルトを食べてから本ツアー屈指のロングドライブ、550マイルをかけて8時間の車の旅。サンアントニオ行の時やアトランタ行の時に比べてマシなのはタイムゾーンが有利に働くため、入り時間ギリギリとかにはならなくてすみそうでした。朝あまりに寒いのでガソリンを入れがてらカフェって書いてあるところに入ったらスムージーカフェでコーヒーは一切置いてません、と言われましたが、カフェって表記ってそういうこともあるんでしたっけ?
ちょうど行程の半分くらいのところにアマリロっていう街があるんですが、そこに有名なBig TexanっていうSNS映えのするステーキ屋さんがあって、非常に迷ったもののそんなに余裕をかます時間もないなあという事でスルー。2020年に行ったキャデラックランチっていうこれも割と有名なキャデラックが地面に埋まってるアートみたいなとこも良い思い出なかったのでスルー。ただひたすらに西へ。
流石に疲労困憊になりつつなんとかタイムゾーンの助けもありつつ現地時間5時くらいにアルバカーキ着。まずはスーパーで明日の朝ごはんを手配してからパンダエクスプレスでジャンク中華をゲットして会場からほど近くにあるモーテル6にチェックイン。いつもはアダムの家に泊めてもらってたのですが、この日は会場がアダムの家という事で仮に泊めてくれたとしても地獄みたいな環境だろうなあと先読みして、モーテルをとってみました。
アルバカーキの宿は全体的に相場が割と高いんですが、その中でも群を抜いて安くてなんかヤバいんだろうなあと思いつつも治安は問題なさそうだったのでここにしたんですが、カードキーを40回に1回くらいしか読み込んでくれなくて、かつまさかのドアハンドルを上に上げるスタイルで部屋に入るまでに30分かかりました。ドアの下の方にきっと蹴飛ばした跡とかあって、エントランスの辺りに怪しい集団もいて、野良犬もいて、なかなかスパイシーな感じもあったのですがとにかく部屋をこじ開けて食事休憩。アダムのバンドがオンタイムで7時くらいから始まるのでそこに着くように出発しました。
ブレイキングバッドで一躍有名になったアルバカーキですが私たちが過去3回行ったエリアに関しては治安は良さそうな感じ。ドラマで登場するあの住宅街の石造りの感じとかはそのままで、凄く綺麗な印象です。スペイン風というかメキシコ風なんでしょうか?アダムの家はBBでも一瞬映った場所みたいです。
Fly Honey Festと銘打たれたアダム家のパティオと納屋を改造したベニューと2ステージで繰り広げられるこのDIYフェス、どうせハウスショーに毛の生えた感じでしょ?と思ってたのが完璧に良い意味で裏切られました。100人くらい集まってるし、入り口に仮設トイレ3つ設置してるし、寒さを勘案してヒーターもあちこちに設置してあるし、爆音だし、前々日まで結構ハードなツアーしてたアダムがこの2日間のクレイジーなフェスを主催して、声完全に飛んでたけど全力でパフォーマンスをして、途中で警察が来た時にいち早く音を止めて応対しに行って(その間100人くらいのお客さんが一斉に協力して静かにしてたのも凄い)、応対終わったら光の速さで戻ってきてまた絶唱して、なんていうかバイタリティと献身的なアティチュードが超感動的でした。8年に亘って開催していたこのフェスも、家の問題で引っ越さなければいけないらしく、けどアダムはアルバカーキのバンドたちとアルバカーキに来るツアーバンドのためのハブであり続ける決意を話してくれました。
ルロウズは室内のステージのトリ。15時くらいからやってたイベントのトリ前だし寒いから人いないんじゃないかな?とか、もう疲れて集中力みんな切れてるんじゃないかな?と思ってましたが、溢れんばかりの(ていうか溢れてた)熱気ムンムンの人のまえで思い切り演奏出来て、最後自然な感じのモッシュも起こってて最高でした!上記理由でこの場所での開催が今回最後となるこのフェスのトリとして出演させてくれて、素晴らしいオーディエンスや空気に混ぜてもらって本当に光栄でした。こうして書いてても思い出してちょっと泣きそうになるくらい感動しました。
Crushed!?のメンバーたち、それからFly Honeyクルーの顔とも久々の再会を喜びつつ、物販もしっかりと売りつつ、大トリのZetaもトランシーなミクスチャーでカッケーってなりつつ、終演後はサクッとみんな帰っていくのがアメリカぽい!ライブ前に淳平さんから車に落書きされたかもしれないって言われてたのは他の家の柵の影が車に伸びてたのだったってわかって心配事も解決し、ていうか残る心配はカゼひきそうなくらいずっと寒いってこととTシャツが今回はかなり大胆な数を発注したにも関わらずショートしそうだって嬉しい悲鳴、それからモーテル6のカギ開くかなあっていうことの3つ。
アダムとのアルバカーキか東京での再会を約束して(彼のCrushed!?ってバンド、ATDIみたいな超直線的な激情ポストハードコアでカッコいいですよ。ライブで暴れまくるアダムは音楽もそうだけど人間の動きの可能性に感動します。ジャパンツアーを考えてるので興味ある人は繋ぎます!)、宿へ。幸い今度は3分くらいで鍵を開けることが出来ました。寒かったので温かいものを摂りたかったのですがこの部屋はレンジも冷蔵庫も何もなく、シャワー以外温度の高いものを生み出すことが出来ない場所だったため諦めて静かに撃沈。明日も何だかんだで400マイル強の移動、たぶんゴリゴリの山道、ヘッサム合流、ÖKUMENEカセット到着、と色々あります。楽しみ…!