20230318

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 3/16 オースティン

ブリタニー様の家で幸せに起床。雨模様だけど暖かい。今日はこの後ずっと雷雨予想なのが気がかりです。2泊出来るのってスーツケース達の搬出入もないし、いい事ずくめ。昨日までいたのが犬だったのがなぜか今日は猫に変わってた事以外は何の気になるポイントもなし。

本来ブリタニー様の部屋を我々にあてがってもらってブリタニー様本人がリビングのカウチで寝るという申し訳ないスタイルでしたが、ブリタニー様は根っからのオープンな人なので甘えやすいんですよね。若そうだけど果たしていくつなんだろ…?洗濯もさせてもらいつつ(これも嬉しい…!)、去年も一緒に行った近くのRadio Coffeeで朝ごはんを一緒に食べることにしました。ブリタニー様の車で行くことにしたんですが、彼女の車は乗降車しようとするたびにランダムに何かのドアが開かないマニアックな故障の仕方をしてて、おかげで色んなドアから乗ったり降りたりできました。(車に詳しい人、それって何病って言うのか教えてください…!)

Radio Coffeeは広いパティオも併設してるコーヒー屋さんで、雰囲気カッコよく、ドラフトのタップもあり、ライブも出来そう、日本のコーヒー屋さんはまさにこれをやりたいんだろうなあ、という作り。パティオにフードトラックがあったのでそこでタコスを頼んだのですが、これが2020年初めてブリタニー様と会った時に行ったのと同じVeracluzというところ。去年このコーヒー屋に来た時は無かったはずなので、何かご縁を感じます。混んでたため雨がたまに顔に当たる絶妙な場所で激ウマタコス(ビーフ+エビ)と激ウマコーヒー。やはり肉が圧倒的に美味しいと思うんですよね。以前はずっとブリトー派だったのですが、タコスの方が当たり外れが少ないっていうのを最近気づきました。あとタコスは一個ずつ頼めるからお腹の具合に応じてボリュームを調整できるのも嬉しいところ。

その後近くにあったSouth Austin Musicというところへ。ここで見つけた$1000のピンクのストラトの風合いが見たことなくてすごくカッコよかったので、もうちょいコンディションと作り込みが良ければ勢いで買ってたかもしれません。写真を撮っておけばよかった。

ブリタニー様宅へ戻り乾燥機も回させてもらって何だかんだで3時前くらい。この日の会場のKick Butt Coffeeへ向かいました。

Kick Butt Coffeeは去年もやったんですがアメリカンダイナーみたいな内装のまあまあ広いカフェバー。2ステージ組めるのでパンクのイベントとか多い印象です。ブッカーから「とっておきのパンクなイベントにするぜ!」と言われてたのですが、もらったポスターにはナードコアナイトって書いてあって不明です!!!会場入りすると確かに数名鬼滅の刃を魔改造したTシャツ着てるやつとかとかロックマンみたいなやつとかいたのですが、一方で歌姫みたいな人とかもいて不明です!!!

とりあえず搬入だけして一息つくためにコーヒー。暑かったので私はヘーゼルナッツフレーバーのコーヒーフラッペみたいなやつを頼んだのですが先日飲んだスタバのエナジードリンクと寸分違わぬ味でした。

3時ドアって書いてあったからタイムテーブルもらってなかったので雰囲気4時くらいに会場入りしたのですが一向に始まる気配もなく、改めて鬼滅の人にタイムテーブルを聞くと6時半くらいからだったので車を出して街をドライブすることに。とはいっても昨日の二の舞にならないように中心部は慎重に避けつつ、まずはAustin Vintage Guitarsで楽器をチラ見して、テキサス大学(テキ大)をチラ見して、州会議事堂をチラ見して、…会場に戻りました。

戻ってもまだヘッドホンをせず記憶を頼りに回すタイプのDJが心地良いポストR&Bみたいなのを流してるのみ。でしたが少しして漸く始まりました。この日トッパーはスーパーボウルのハーフタイムで普段は歌ってます、みたいな無敵感あるヘッドセットで歌い踊るお姉さん。DJを従えてたんですが絶対彼はポン出しをしてるだけで対して楽しそうでもなく、計7回くらいパソコンのボタンを押す演奏をしてました。ハーフパイントのグラスいっぱいに入ったマルガリータやビールなどを飲んでるうちに何故か我々もスイッチが入って全力で応援。お姉さんも嬉しくてキレが増す。我々もっと喜ぶ。という幸せのループが発生しました。2組目は強いて言えばナードコアってくくれるのか…?、ストリートファイターⅡの曲をサンプリングしたパフォーマンスとかをやってましたがモノ発音かと思うくらい徹底的に旋律を単音で弾いてて、けど妙にタイム感とかうまくて、なんかずっと見られる感じでした。

そんな闇鍋みたいな空間で次がルロウズ。ここまでバンドの出演がなかったのにサウンドチェックがマジでなくさあどうぞ、て感じだったので外音が果たしてどうなってるのかわからなかったけど、うおおおおってなったので勝ったのではないでしょうか。もはや全組アウェーだろうから逆にホーム!そしてここまで殆ど動かなかった2XLサイズが急に動いて嬉しい驚き。昨年の感覚だとビッグサイズがキテる肌感覚があったのですが、今年はお客さんの全体感の体格変わらない気がするけどMとLばかり売れてる印象です。

私たちの次はサイファーが急に始まって、途中までは上手いやつも下手なやつも心から嬉しそうにラップしてるムードにこちらまで感動して楽しかったのですが、だんだん酒が切れてくると同時に気温もどんどん下がってるし、お腹も減ってきたしで集中力が切れて少しずつ心が折れていく感じに。ちょうど他の2人を見るとまあ大体同じ感じになってたので終演を待たずに帰ることにしました。アメリカだとこれが失礼にならないところが良いですね!

主催や箱のオーナー、それから別バンドでSXSWがてら顔出してくれたCoda Fin Bookingのロバートなどとも挨拶をしてから帰宅。本来はもっと早く終わってればブリタニー様のライブを応援しにいくつもりだったのですが、戻った時にはブリタニー様も既に帰宅してたので時すでに遅しでした。互いのライブの結果などをちょっと話して、明日割とロングドライブのためすぐに撃沈。数えてないけどたぶんぼちぼち日程的には折り返しなんですよね。ここから寒い日々が続くので心配ですが現状3人とも至って元気です。