20221204

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12/3 秋葉原

東京はこの冬一番の寒さ。未だに自主イベントの際の適切なプロモーションの方法というか身の振り方が良くわからなくて、あと謎の自意識が働いて、自分のバンドのことでなくゲストのAyatoをひたすらアゲるという裏方のようなスタイルを貫いたここ暫くの日々の結実する日です。

ギターのまなぶ氏+チューバとベースのあさひ氏の機材運搬陸路チームと飛行機チームで分かれて来る、と聞いていたのですが、陸路チームがかなり早く東京に着くとの事で一緒にご飯でも食べようという流れに。9月に山口でイベントを仕切ってもらった時に死ぬほどおもてなしをしてもらったので、私たちもここは戦いだということでおもてな死でお返ししたいところ。

グッドマンが16時まで昼イベントが入っていたため、機材だけ入り口に置かせてもらって近くのパーキングに駐車してヴェニュー横のアールティでビリヤニ。こう書くとサクッと合流してインド料理に舌鼓をうった感じですが、近くでお祭り?がやっていたからなのか手頃な駐車場が全く空いてなく、グッドマン近辺は一通地獄だったので1時間くらい駐車場を探して彷徨ったような…。「あっ満」「あっ空だけど上限なし」「あっ満」「あっ土曜は上限なし」「えっ10分300円」みたいなやり取りを一生続けて、別にその分も交通費で精算すればいいって58分後くらいに気づいて結局近くのまあマシなところに駐車。アールティで食事をしてコーヒーを飲みに行って、色々な積もる話をして、それくらいで会場入り。

Ayatoのサウンドの要のチューバは存在感抜群ですが機材車を占める割合も抜群。わんぱく相撲の力士くらいのサイズあって運搬も大変そう。けどあれをなくすとロマンもなくなる気もするし、是非頑張ってほしいです。

急遽DJで参加して頂いたsuppa micro panchopからスタート。思えばここから今日のイベントの予感のような雰囲気がフロアに充満していました。ジャンルを横断しながら1時間近いスピン。

そしてトッパーのグリンミルク。つい先日も共演したばかりでしたが変わらず猪突猛進!いつ見てもAちゃんばっかり見てしまう…し、いつ見てもツーバスとシングルストロークは絶対的な正義と思ってしまう…。

そしてルロウズ。ここ最近ずっとやっているミニマルセットを今回は捨てて手数の多いセットを演奏しました。このセットを演奏するのはかなり久しぶり。ルロウズを続けていて辿り着いた私の境地というかマインドセットは「瞬間の閃きは大体正しい」と「そのために事前にあれこれ仕込まず余白を作る」と「夢中でやる」。その意味で今回はこういう感じにしよう、とこの日は当社比で前のめりになりすぎたのかもしれません。節々良い瞬間はあったものの、少し頭でっかちな内容になったかもしれなくちょっと悔しい。

個人的なハイライトはFallopian Disco Force。MUSQIS野口くんと共催で今回のイベントをやるにあたって彼の提案でオファーしたFDFですが、すでにフライヤをMEMAI氏が作ってくれた時点でウヒョーってなりましたが、ずっと高エネルギーが色々な形で転がるような、アメーバのようなダンスミュージック。スッパさんのDJとも、そしてこの後のAyatoともバトンの繋がる素晴らしい演奏でした。

そしてAyato。2回目はより俯瞰してみることが出来たのですが、まずアイデアの手数が段違い。ボーカルをパーカッシブに使ったり、ボトムの音価を細かく変えたり、ヨコの時間軸やセット全体でメリハリをつける感じ、そして超一生懸命演奏する感じ、まばゆい才能に触れられてすごく刺激があります。

トリのMUSQISもカオティックな爆発をしていて大団円。終始フロアのリアクションもばっちりで、出演者、スタッフ、フロアのリテラシーが三位一体となった素晴らしいイベントと相成りました。

ロサンゼルスもしくはソウルにいるはずのDeaf Touch RecordsオーナーHessaumも何故か会場にいて、他にも久しぶりの顔にたくさん会えた喜びで多ビール多テキーラによって幸せなう状態に突入してしまい、終盤の仕切りは野口くんに全て託す感じになってしまいましたが、そこも含めて共催は最高…!

なおAyatoとはこの後も少しご縁があります。お知らせはもうちょっとしたら。さらにAyatoは1月にも東京公演があるそうです、今日見逃した方は是非そちらもチェックしてみてください。