3/29 (オレンジカウンティ→ロサンゼルス→オレンジカウンティ)
この日はオフ。オフと言っても帰国までにやる事がかなりたくさんあるのでヒマヒマヒマというわけでは全くなく、振り返るとむしろ色々気忙しかった1日でした。という事で9時頃には起床。とりあえず快晴!オレンジカウンティはこうでなくてはっていう感じですね。
まず昨日やったPCRに関連して、航空会社に提出するための陰性証明+接種証明のドキュメントのアップロード。改めてまとめると、私たちの場合は
出国時デルタ航空利用:①厚労省の接種証明アプリの名前やどこのワクチンをいつ打ったかわかる画面を画像化して縦長にイラレで繋げて再画像化②木下グループの陰性証明の画像にイラレで生年月日を付け加えて(これ手入力で加えないとAI的に一生受け取ってもらえませんでした。マジでそれがわかるまで2時間くらい格闘した)
帰国時エアカナダ航空利用:①の使い回し③LAXで受けたPCRの結果の画像(結果はpdfでもらうんですが提出するドキュメントは画像でないとアップロード不可)
という感じで絶対初めてやると焦るしサクッと一発で終わる事はまずあり得ない難解な作りなので余裕を持ってやることを強くお勧めします。多分航空会社によっても違います。
そのままエアカナダの事前チェックイン的なのもやろうとしたのですが、どうしても旅券者情報っていうところを突破出来ずに、とりあえずこれは翌日エアカナダ窓口で確認する事に。これが後ほどちょっとした焦りを生み出すきっかけとなるのをこの時点ではわかりようもありませんでした、まあ用は準備出来る部分に関してはやっちゃいましょうと言うこと。
飛行機関係まだあります。日本の検疫を通る際に必要とされているMy SOSという位置情報とかのアプリをインストールしてアクティベートする事。まずios版でMySOSって検索すると同じタイトルのやつが色々出てくるのでその時点でやや暗い気持ちになりますが、1番上に出てくる赤っていうか濃いピンク色のやつで私たちは行けました。これも情報を上げた後に審査中、みたいに暫くなってその間不安になるので、何それ?当日空港でやれば余裕っしょ、さあカリフォルニアワインで乾杯派の人は不幸になると思います。それらの情報が網羅されたページみたいなのがないので、手探りで進めながら漸く飛行機関係でこの日やれる事は終了。
続いて物販や売上の棚卸し/精算、あと仕分け。今回Tシャツなどは余ったものを全部持って帰りではなくDeaf TouchのBandcampでフィジカル売りしてもらうためにTシャツやカセット、あとCD類をUSに残していく分の仕分け。そして荷造り。カセットも結構減ってしまったけど日本に若干数持って帰ります、あと大好評だった新作Tシャツも少し持って帰りますのでほしい方はinfo@loolowningen.comかSNSなどにお知らせください。
今回好調だった物販の分析と反省ですが、まず①コロナ明けで外タレがかなり珍しかったはずで、人々のサポートしようホスピタリティ改めホスピタルしようというそもそものマインドセットがかなり多くの人にあった事。チップもたくさんもらいましたし、ガス代の高騰を心配して、ただお金をくれるだけ(!)の人も結構いました。今回も前年までの数字を基に各種物販を準備したし、会場の盛り上がり方自体はさほど変わりませんでしたが、蓋をあけてみればデータが役に立たないくらい圧倒的に売れました。
そして②カセット、CDはまあお土産的なノリで、ダウンロードコードが重要。やはりアナログがないと音ものの物販としては話にならないという事。世界的なアナログ需要の高まりで納期が半年以上は見た方がいい昨今ですが、アメリカやカナダで300とかでプレスすると4〜12ドルの単価で作れますし、それを
日本で作るとたぶん原価消化するために3500円とか4000円とかかかっちゃいますよね。ちなみに体感ですがTシャツは単色インクで$15〜20、多色で$25〜30。アナログは12インチが$15〜30。7インチが$7〜10。CDはあまり見ないけど$10くらい。あとピンズやってる人多かったです。
今回オークランドのNickがTシャツの版を使ってトートバッグを作ってくれたのですがこれはあっという間に完売しました。またヘッサムにショップバッグを用意してもらったのですがこれも凄く喜んでもらえて、せっかくならと複数点買ってもらえたりしました。
さらに③支払いでカード決済のオプションを用意出来ればより良かった、という事。ルロウズはキャッシュの他にVenmo、Paypal、Cashappで支払い出来るようにしてましたし、大体のキャッシュレス決済はVenmoでクリアしましたが、カードリーダーをiPhoneに差し込むやつが欲しかったですね。なおVenmoやCashappは日本在住の人がアカウント作るのは難しい(現地の住所情報とか現地の銀行口座とか必要なので)のですがウルトラ必須と思います、助けてくれるアメリカ人が必要です。また、物販の長蛇の列を捌くにあたって、ヘッサムがスタッフとして加わって以降は割と改善しましたが、完全DIYだったテキサスとかの時はQRコードをサッと出せないと売り逃しがあるので、印刷されたVenmoのQRコードがあるといいでしょう。
最後に痛切な反省点ですが④Tシャツについては、何それ?当日空港でやれば余裕っしょ、さあカリフォルニアワインで乾杯派のマインドでOKという事。今回は3回も追加発注をかけるという効率の悪いことをしちゃいましたが、私たちのようなDIYスタイルでも350枚以上売れました。さらに日本だと売れないしなあ、とビビって控えめ発注した大きめサイズも完全に裏目で、トレンドキャッチの問題というよりかは単純にユーザーにそういう体格の人が多かったです。みんなステイホームで太ったのかな?西海岸でこれまでのデータ通り小さめがより動きましたが、それでもなおこの辺も前回のデータが通用しなかった部分。いくつかの街ではビッグイベントの話も貰ったし、次回は最初から公演数×30いや40くらいの発注の仕方をします。
物販諸々が終わったらいよいよ街に繰り出す…と思いきや車のワイパーのところに嫌な紙切れが、、駐禁を切られてました。アメリカはストリートパーキングが出来るのですが、縁石の色が黄色や赤色のとこはダメ、標識で記されてるとこはダメ、消火栓やバスのとこはダメ、などなど一見分かりづらいやつとかもあるので注意が必要です。駐禁切られた場合は①紙切れの裏面に書いてあるサイトに行ってカードで払う②レンタカー会社に請求が行き登録してたカードで払う、の2択ぽいですがこの辺は勉強中。とりあえず①で手続き自体は完了しましたが点数とかってどうなんだろ。
まずはIn-n-Outに行きラスト激ウマバーガーに舌鼓をうち、ハリウッドにあるProfessional Drum Shopでお土産探索。
その後私にとっての大事なミッション、ギターセンターで買ったスクワイアの返品とマイクやエフェクターの売却。毎回ギターを買って売って、ていうのはあまりやりたくないのですが、今回は目をつけてたサンフランシスコのReal Guitarsにも行けず、これほしい…!てなるギターに出会えなかったのと、私はエフェクターをアンプのプッシュ的にしか使わないので、手元で色々コントロールしたい派なんですが、サイクロンのスイッチ式のピックアップセレクターだと瞬時の切り替えが難しくて実戦的には大変だったので、次来た時に永く愛せるやつを買いたく思います。
そのまま東ロサンゼルスのあたりにあるヘッサム家に行き、機材は昨夜返してたのですが、預け物販を手渡して別れ。今回ヘッサム改めヘッサム様改めヘッサム先生様には心の奥底からお世話になりました、機材の全手配に始まりレンタカーの裏技手配、保険の話や車擦られたときの応対のアドバイス、節々で奢ってもらったり、キモい宿取ってもらったり、後半の運転やスタッフワーク、などなど成功の立役者の1人。本当に本当にありがとうございました。
その後すぐ近くにあるSamの家に行き昨日のお礼+ちょっとハングアウト。挨拶だけして帰るつもりがビールもらったりナッツもらったりレコードもらったりと、たかりに行ったみたいになっちゃいましたが、最後に色々話せて何よりでした。
結局カーニバルを始めるためにウォルマートに寄ったりしてたらオレンジカウンティの兄貴宅に戻ったのは夜の10時頃。ロサンゼルスの観光とかは今回いっこも出来ませんでしたが、ステーキとサラダとミネストローネとコロナドブルーイングのIPAでカーニバルキックオフ。明日が深夜3時出発なので酒を入れるのはどうかと思ったのですが、まあSamの家でもう飲んじゃったし、幸せだったし良かったのでは無いでしょうか。
寝るか寝ないか…寝ないか寝るか…みたいな感じになってるうちに自然に優沈。けど目覚ましは忘れずにかけられました。
そういえば今回はベースキャンプとなる兄貴宅にマイナンバーカードと証明写真を置いて行ったのですが、最悪道中でパスポート失くした時もこの2個があれば割とスムーズに再発行出来ます。
Thanks to: ヘッサム先生様、兄貴、Sam