20220324

745

3/22 (アシュランドユリーカ)




Casey様の家で幸せに起床。彼女もCasey様も仕事に行くという事でちょっと早めに支度してそのままアシュランドを出発しました。




朝ご飯にオススメと聞いていたRUBY'Sというローカルのブレックファーストブリトーのお店へ。アメリカの友達のオススメって結構私たちのポイントとズレてる事が多くて、実際行ってみて期待はずれ、みたいなのが凄く多いのですが、ここは大当たり!具体的に何がどう、てのは表現がしづらいですが、ハラペーニョが効いた味はもちろん、店の雰囲気、その時の私たちのテンション感、それからコーヒー、全てが調和した神経験でした。惜しむらくは天気がぐずついてる事。暖かくはなってきてますが、西海岸入ってからずっとこの感じです。


さて、一路カリフォルニアへ。西海岸はインターステイト5っていう州間道路がシアトルからサンディエゴまでぶち抜きで通ってるのでシンプルなツアーの場合アホみたくI-5だけで動けるのですが、地元密着型の私たちとしては今回のユリーカは道を外れて行く感じになります。




売れ行き絶好調なTシャツですが、計算してみたら全サイズ絶望的に足りなそうだったのでまさかの3度目の追加発注をする事に。110枚追加で、これで今度こそは大丈夫だろうと思うのですがどうでしょうか。ただTシャツをやってるオークランドの友達Nickとの連絡がWi-Fiの具合によって不安定。超爆速で作業してもらわなきゃいけないので打ち合わせをASAPでやらなきゃいけないんですが、それすらさておいて今回のツアーの中で私がいちばん行きたかった場所の一つ、レッドウッド国立公園へ。巨大なレッドウッドが林立する、2018年に初めて来た時に1番感動した場所でした。レッドウッドのゾーンに近づくにつれ天候も回復して、80mくらいの高さのある木々に挨拶してきました。樹齢がいちばん長いもので1500歳くらいだそう、鬼パイセンですね。


NickのとこでのTシャツ入稿が間に合わなかった時用に、もう一個教えてもらったTシャツプレスのとこは〆切が4時までだったのに、レッドウッドの感動を優先させ過ぎて時間切れ。これでNickのところがダメだった場合は終わるのですが、なんとか決着がついて、理性を無視して感情を優先させておいてよかった!という悪しき前例を生んでしまいました。いずれにせよ結果オーライ!Nick CowmanShredforeverっていう名前でTシャツプリントやってます、安いし(+友達割がのっかるとボランティアみたいな金額になります)無茶な納期も対応してくれる頼もしい人です、ベイエリアでライブを予定してるバンドはマーチ用にルロウズの紹介って言って相談してみてはどうでしょうか。




そんなこんなで5000000通くらいメッセージのやりとりをしてうっすら車酔いしながらもユリーカ着。いつしかまた空がぐずついてきて、霧が濃くて人がいなくて古い建物が多くて、ミストあるいはサイレントヒルみたいな世界観、これは今日のライブはスパイシーな気配が。。





ここで以前からお世話になっているBillさん夫妻と合流。ケビンマキューに紹介してもらって以降2018年からずっとお世話になり続けてて、今回もまた。近場のレストランがどこも開いてなかったので、少し離れたところにあるIchibanという怪しい日本食レストランへ。Billさん達はラーメン、私と上田くんはチキンカツ定食という名前のやつ、野口くんは天ぷら。ご飯を白ごはんかチャーハンか選べるのでなんとなくノリでチャーハンにしてみましたが、バターとガーリックがグリングリンに効いた魔改造チャーハンで、味噌汁もダシ汁を茶色にしましたみたいな斬新な味、さらにベイクドポテトがついてくるというイマジネイティブな作品。野口くんの野菜の天ぷらも、野菜を40個くらい揚げました!て感じの空前絶後のボリュームで、健啖家の野口くんを瀕死においやる鬼クオリティ。寿司を試してみれば良かったなあと思います。Billさんご馳走様でした。





開演の時間を勘違いしていて会場に戻ると既に開演してました。お客さんの入りはこの規模の街のウルトラ平日にしてはまあまあといったところ。腕の見せ所です。サウンドマンが良い奴なのか嫌な奴なのか計りかねるミステリアスな人間で(結果良い、暗い奴だと判判明)、あと若い女の子たちがこの寒さの中ほぼ半裸で私たちの前のバンドの抽象的なビートでギャンギャンに踊り狂っていて、まあそれはウィードやコークの力を借りてるぽくもあるけど、謎和食に続き北カリフォルニア恐るべしという感じです。


ルロウズはトリ。勝ち!フロアをモッシュピットにこそ出来なかったけど遠くに座った人にまでキチンと届くような、木目の細かい演奏を出来た気がします。いた人全員物販買ってくれた気がするし、2030人くらいしかいなかったけど、それにしては大層なギャラももらったし(今日は酒飲まない未成年も多かったのでどうやって採算取れてるんだろう?ウィードとか?)、在庫僅少のTシャツも丁度いいバランス感の減り方をしたし(西海岸に入って明らかにSMが動くようになった)、物販の段ボールを1つつぶす事が出来ました。明日からヘッサムが我々のツアーに同行するようになるので、車内の荷物のコンパクト化が大切です。





終演後例のあっという間に人がいなくなる現象を味わいつつ隣町アルケータにあるBillさんの家へ。Billさんの乗るピックアップトラックは大き過ぎてバリアフリーのこの時代に超バリアフルだし東洋人の足の長さだと大変だけどカッコいいです。感謝しつつ優沈。


Thanks to: Casey様、Billさんご夫妻