3/20 (シアトル→ポートランド)
幸せに起床。David様の家の初代ワーミーくらいのサイズの猫×2、JC160くらいの犬はみんなフレンドリーでスリスリしてくるので、こちらもスリスリ。互いにスリスリ。
オートミールとお茶をおめざにご馳走になってから付近を散歩。Herkimer Coffeeでコーヒーをゲットしてから(これもDavid様改めDavid先生様が出してくれる…全部出してくれる…)Cowen Park、つまりコーエン公園を散策。David先生様は苔が好きと言う話なのですが、たしかにここの公園は苔のむした木々が沢山あって、小川的なやつもあって、カラカラなニューメキシコ〜テキサスの流れからすると凄く水が豊かな感じ。リッチな時間を過ごせました。
オートミールをおめざに頂いたものの、何となくシアトルに来たら礼儀としてDick'sのハンバーガーを食べに行かなければという気持ちになります。という事でDavid先生様と別れてから寄り道してDick'sでチーズバーガー。買っていると打ち合わせだわけでもないのにDavid先生様もお店に来てて、なんとなく食べたくなったんだよねという事で、みんな同じですね。
この日はポートランド。シアトルからポートランドは約3時間くらいなので、大変な感じはないです。但し天気が良くない…、西海岸来てからお日さまをほとんど見てないです。
ポートランドに着いたのは3:30くらい。まずこのツアーの裏目的の1つであったStereophonic Masteringへ。私たちの3rdアルバムPAREIDOLIASのマスタリングをそこで頼んだので、是非スタジオの見学をしたいなあ、とあらかじめ連絡を取っていたところでした。
スタジオ総帥Timothyと挨拶して見学。マスタリング機材についてはあまりわからないので写真を添付しておきますが、家を改造したカッコいいスタジオでした。現在マスタリング中のこの日共演のThe Woolen MenのボーカルLawtonに音を聴かせてもらい、コーヒーをもらってパティオで少し談笑をしてから移動。
私たちの3rdアルバムも併せて聴いていただいた上で、是非マスタリングするところをお探しの皆さんもステレオフォニックhttps://www.stereopho.com/を候補の一つに加えてみては如何ですか。70ドル/曲とかからマスタリングいけるし、さらに金欠の場合は相談できます。私のような英語でマスタリングの方向性を指示するのが苦手な人でも、擦り合わせ用に超細かいアンケートが届くので心配無用。レコード用やハイレゾ、Apple Music用とかアウトプットも色々選べます。またHPに過去の仕事が全て載ってるので参考になると思います。(因みに私はFELL RUNNERのGregoryにここの紹介をしてもらいました)
さてマスタリングスタジオの後はLawtonに連れられてMississippi Recordsへ。ここはローカルのアーティストの専門のコーナーもあったり、Stereophonic Masteringが手掛けた作品のコーナーもあったりする地元密着型のレコード屋さんで、ワイパーズとかちゃんとあって、何故かビルウィザーズの全くポートランドと関係ないリイシューのアルバムを買いました。
さて、それらを済ませてから漸く今日の会場Turn!Turn!Turn!へ。ビーガンフード的なものを推しているカフェバー的なところで、相変わらずオープンまで不安になるくらい人通りがないのですが、オープンした途端どこからともなく人が集まってくる。この日も1バンドめのLO FIVES(良質なギターオルタナ)の途中くらいでお客さんでいっぱいになりました。
サウンドチェック10秒、モニターなし、でももう大丈夫!ツアーでの私たちもどんどん上り調子になっていて、それは阿吽の呼吸であったりとか、音響どんなでも動揺しない鈍感力とか、フロアや前後のバンドの空気に呑まれないタフネスや、そうした諸々でライブバンドとしての地力が磨かれていきます。毎日やればまあそりゃそうか…。
西海岸に来てからマスクをしてる人が目立つし、お店に入る時にもマスクリクワイアって書いてあるところが目立ちます。この日のオーディエンスは静かな印象だったのですが、ライブが終わると物販は爆発…!とうとう厚めに持ってきたステッカーも7インチも無くなってしまった…。今後はCDとカセットに命運を託します。
トリのThe Woolen Menは貫禄の演奏。淡々とした展開って昔は苦手だったのですが、今は淡々とした展開を使えるバンドって強いなあと思います。けど私がいちばん興奮したMexico City Bluesはやってくれず。
終演後はお酒を飲んで幸せになりつつ、2017年から仲良くしてくれてるSethの家へ。彼の家もまた広い…し清潔…、初代ワーミーサイズの猫もここもまた×2いて、朝に続きスリスリ出来ました。優しい気持ちで、昨日に続き優沈。
Thanks to: David先生様、Seth