20220315

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 3/13 (デントン→フォートワース)



口コミにゴキブリ(12)って書いてあったモーテルでしたが、特にやつらに遭遇する事なく平和に起床。この日は移動が超楽なので久しぶりに観光をしようということになりました。

まずはグロッサリーで食べ物を整えてからダラス空港近くにある、よく見るときったねえ湖で朝食。おそらく日本未上陸のスタバのエナジードリンクも試してみましたが、美味しいけど味に急にゲートがかかる感じというか、味の余韻みたいなものが飲んで2秒くらいすると急にガクンと消えるのが逆に怖かったです。

その後ダラス美術館(通称ダラ美)へ。周辺の駐車場事情がシビアすぎて縦列駐車が苦手な方は一生美術館に行けない仕様ですが、美術館はコレクションが膨大で素晴らしかったです。これで無料なのが信じられない…!館内は階層も構造も複雑で超迷子になるし、最高だったのですが全力で見過ぎて体力の1/3を使いました。

ダラ美で良い意味でグッタリした後はケネディメモリアルなどを流しつつフォートワースへ。ダラス→フォートワースは隣町という感じなので移動も楽ちん…!ありがとうございます。



この日の会場LOLA'Sは西部劇的な世界観をカッコよくアップデートしたみたいな感じのところで、フィールドオブヘブンに対するテキサスからの回答エリア、苗場食堂に対するテキサスからの回答エリア、それからクアトロに対するテキサスからの回答エリアからなるかなり広い敷地のところで、しかもセンスが良い…!飲みに来てる人たちもスタイリッシュな人が多くてまるで癪に触る映画のよう。

今日は珍しく5組出演。サウンドチェックもなかったしPAの人も話のわかる気さくな人ぽかったので安心してご飯スポットを探しに。近くに色々なお店はあったもののピンとくるところがなく、さらに会場に戻るとフードトラックがあったので、どこかのタイミングでそれを食べることにしました。



会場に戻ると異変が。私たちが戻ったときには1組目のガリアーノみたいな人たちは終わっていて2組目のパンクバンドが始まるとこだったのですが、フリークエンシーアナライザで検出すると100Hz以下だけ鬼ブーストされた暗黒音響が展開されていて、ベースとか4弦以外は音が一切外に飛ばず、ギターは紙切れのよう、バスドラとタム以外は全く聞こえない、ボーカルはシャウトした時だけなんか言ってたかな?みたいな感じで生き地獄…、なのにお客さんはめちゃくちゃ盛り上がっている…、その世界観に悲しみが募ります。



徐々に200Hzくらいまで聞こえるようになってきたものの悲しみは癒えず、とりあえず我々はシンプルなバンドだからあなたの素晴らしいバディソニックサウンドはトゥーマッチなんだ、すっきりさせてボーカルを前に飛ばすようにしてくれ、なんならボーカル以外アンプリファイしなくてもいいから、我々は音量のバンドじゃないんだ、あなたは素晴らしい、みたいに8褒めて2叱るみたいな按配でオーダー。そのせいか少なくても中音はバッチリだったし、モッシュも起こったし、物販祭りサイン祭りになったし、きっとPAの人もいい感じにしてくれたのでしょう…。

お酒を飲んで幸せなう状態になったので色々レッツゴー!とかカモン!とか言ってたら①この日も決まってなかった宿ですが、野口くんが外交してるうちにゲット②何故か一回も作品を見たことないのにMVを作ってもらうことになり③後でスタジオに行ってライブ演奏を撮影、の3つが決まってました。




野口くんが発掘したStevenという顎ひげが50cmくらいあるおじさん①についていくとShowdownというバーに連れていかれ、ショットを奢られ、常連たちに一通り紹介されてるうちにお金持ちたちのお抱えシェフをやっているというPatrickというおじさん②を紹介してもらい、バーの裏にある彼の家で神味のソーセージと神味のミートローフをご馳走になり、何故かバーに戻って飲み直し、パティオにいた自称ギークの青年と意気投合し、もう一生寝れない気がしたので意志をハッキリ伝える日本人としてもう疲れましたといってから50分後くらいに漸くおじさん①の家へ。ちょっと散らかってるよ!と言われたけど押し入り強盗に8000000回くらいあったような荒れようで、ここで寝ていいよ、という寝室に犬の糞があったのは後にも先にもこれだけでしょう。これだけであってほしい。泥酔したおじさん①に戦争に参加して名誉の中死にたい、と100回くらいループされながらもうまくかわして撃沈。この時点で4時くらい。朝起きて撮影してそのあと660マイルの移動なんて出来るんだろうか…犬の糞が近いし…、茫然としながら撃沈。

Thanks to: なんだかんだでおじさん①、おじさん②