20220309

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 3/7 (ツーソン→エルパソ)



王様の気持ちで優しく起床。日差しは強烈ですが気温は肌寒い感じがあります。予め備蓄しておいたベーグルと宿にあったハーブティーで庭、パティオっていうんですかね、で朝食を食べましたが、雲ひとつない青空、ハチドリとかが近くの花をツンツンしてたり、なんというか全てが調和していて偏った食生活ながら健康になっている気がします(プラシーボ)。バーベキューや焚き火も出来る感じだったので、もしまたここに来る機会があればフル稼働させて祭りをやりたいところです。

エルパソまでニューメキシコ、テキサスと複数州横断するし超遠いイメージがあったのですがサンディエゴ→ツーソンより近いのを知って途端にたかを括ってのんびり出発。まずは私のアンプ改め重い箱をまたアンプに戻してあげるため三芯の電源を買いにギターセンターへ。ショーンレノンみたいな店員さんに探してもらっても在庫がなく、教えてもらった電気屋さんでゲット。ある種商売仇なのに親切に教えてくれて、ショーンさんありがとうございました。

その後ガソリンを入れ、ウォルマートでヨーグルトやドライブ中の気分転換用のお菓子などを買っていよいよ出発。日本もガソリンがアホほど高いですが産油国アメリカも高い、本当に高い。1ガロン(3.8リットル)が前回の記憶だと最安のテキサスの郊外で1.5ドルとかだったのに、今回は現状頑張って探して3.8ドルとか、高いでお馴染みカリフォルニアだと5ドルを超えたりします。改めてEV借りた方が良かったんだろうか…と思いつつも、後の祭りですね。この後ウルトラ田舎とかも現地調査しつつEVの給電スペースを調べてみます。

リオグランデ川が見えたら国境はすぐそこ、つまりエルパソもそこ。国境を越えたシウダーファレスは「戦争地帯を除いたら世界で一番危険な街」と恐れられる悪名高いところですが、エルパソは徹底的な治安対策で凄く安全とされてます。もちろん気をつけるけど。今回のMONAというダウンタウンにあるバー、それから前回のハウスショー時のエルパソ郊外の住宅街を行った感覚としてはアメリカの平均的な治安の感じの印象です。



州境でタイムゾーンが変わるイメージだったのですがどうやらエルパソはその対象ではなかったようで、17:30くらいに会場に到着。この日仕切ってくれているホスピタリティの鬼神Reggieがコーヒーを奢ってくれ、食べ物を奢ってくれ、ビールを奢ってくれ、サウンドチェックのPAをやってくれるという八面六臂の活躍。ローカルのIPAをくださいとバーのお姉さんに伝えたらデンバーのマウンテンスタンダードIPAを出してくれました。惜しい…!

ここで出してもらったタコスが本当に絶品で感動しました。思わずシェフのVictorと写真を撮ってしまったほど。アメリカのご飯って基本DIYアレンジ前提に作られてるものが多い印象があって、油味か素材味の2択の中でケチャップとかサルサとかランチソースとかかけて食べようね、て感じと思ってましたがこのタコスはバランスの良い味付けがされてて、いつもバーガーやブリトーにしちゃうんですがタコス再評価になりました。あとビール飲む時はタコスの方が分量的にいいですね。

サウンドチェックと食事が終わったら時間があったので街を車でぐるっと散歩(夜でダウンタウンの治安がイマイチわからなかったので車)。7時くらいになるともうほぼお店も閉まってて、国境も淡白な感じで、なんとなくシュンとして会場に戻りました。

オープナーのCivil Serpantsは懐かしい感じのメタルコア。ドラムの人のキックが微妙にシャッフルになっててスピード感が消失しててそこが最高でした。昔のエルビスのレコードみたい。凄いバランスだ…。

私たちは2組目。マイクスタンドが2個しかない、電源が極端に少なくてアンプのための電圧が充分稼げてない感じがあって潰れたトーンになってしまった事と戦いつつもやり切りました。

終演後は物販祭り+サイン祭り!月曜だからどうかなあと思ってましたが杞憂でした。明日明後日もこの勢いならTシャツ追加生産が必要になりそうです。サインについてもアメリカの人に喜んでもらえるような漢字を書きたいんですが何が良いんでしょうか?龍?侍?薔薇?鬱?



お酒確変タイムも発生してテキーラ2、ウイスキー1、テカテ1が次々とやって来て、お酒を飲んで幸せなう状態に突入。普段飲まない野口くんもニコニコしてたらウォッカを奢ってもらったりしていて、それぞれが幸せなうになってました。

終演後はあまりの余韻につい追いタコスをして、またお酒が出てきて、ヘロヘロになりながらReggieの家へ。至れり尽くせりの歓迎に感謝をしながら明日大移動で大変なので撃沈。

Thanks to: Reggie