20220307

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 3/5 (オレンジカウンティ→サンディエゴ)



9時頃起床。曇り。ロードに出るにあたって大事な洗濯大会を開催するため犬をけしかけて2人を起こし、野口くんがつまむ用に買ったシリアルで朝食にします。昨日今日とかなり寒いのが誤算で、やはり南カリフォルニアは太陽ギラギラでないと雰囲気が出ないものですね。

洗濯をしながらヘッサム様から連絡があり、オレンジカウンティまで来ているという事で合流して"PAREIDOLIAS"カセットを受け取り(EMSのせいであやうくリリースツアーなのにリリースしたものがないところだった…!)、近くにある名前を忘れてしまったお店でボバティー、私ボバティーってたぶん初めて飲んだのですが、あの食感に慣れずにボバの部分を残してしまいました。すいませんでした。

兄貴宅に戻り乾燥機を最強にしたせいでオデンくらいの温度になったアツアツの衣類を畳んで、ついでに昨日入手した新物販も畳んで、いよいよサンディエゴへロードスタート。荷物が中途半端な量のせいでスーツケースが崩れそうになってしまうのですが、これはツアー中にベストポジションを見つける事でしょう。



サンディエゴまでは1.5時間くらい、早めに行って海行ったりブルワリー行ったりしようとしてたのですが事故渋滞でがっつり入り時間ピッタリにイン。これまではM-Theoryっていうレコード店でやってたのですが今回はDepartmentというDIYベニュー。防音特にないしドア開きっぱなしだし向かい側にアパートあるし、なのにゴリゴリに音を出していてこの辺の人たちはどれほど理解があるのだろう…?この日はバックラインやステージのキャパ的にドラムとベースはBand Argumentの機材を使うためにルロウズもサウンドチェックをやらせてもらいました。

Band Argumentは彼らもリリースパーティなのですが、この日のために今ニューヨークにいるギターのShaneが帰ってきていて、Halfway Homeの面々も配信クルーとして参加していて、それも含めて懐かしい顔ぶれ…!毎回ツアーのサポートをしてくれる彼らには感謝しかありません。

サウンドチェック後今日は食いはぐれを無くそうと思い近くのメキシカンでブリトー。食事で使う用のスペイン語は練習してきました。カルネアサダは牛肉。カリフォルニアブリトーはフライドポテトが入ったやつ。ティッシュ箱サイズのずっしりブリトーは非常に美味しかったのですが、いよいよ風が冷たくて雨もパラパラしておりなかなか外の環境はヘビーです。

オープンとともにどこからともなく人が次々と集まってくる。決してダウンタウンにある場所じゃないのにどうやってみんな情報を知るんだろう?ヒップでクールな感じの人たちがDJで各々自由に踊ってる感じ、ウィードの匂い、楽しい事が始まる予感、今日は素敵なイベントになりそうです。



最初はPositioner。音源を事前にチェックしてかなり刺さったバンドですが、テクニカルになりすぎない変拍子に頼りすぎない絶妙なバランスのサウンド、そして私のギターアンプを貸したのですが、ツマミ一個もいじらなかったよ!って言われてびっくりした素晴らしいトーン。最高でした。

ルロウズは徐々にセットを変えながら演奏。曲間を歓声待ちに出来るのが嬉しいですよね。モニターで超トレブリーになったギターの音が一生返って来続けてたのを脳内で適切に処理しながらやりきりました。来てくれたヘッサム様が物販を捌いてくれたのでいくら売れたかわかりませんがたぶんたくさん!



トリのBand Argumentは流石の演奏!上手いしセンスが良くて、未来感のあるサウンドと会場のムードが合わさって極上の感じ。新譜の曲も肉体感がしっかりあって素晴らしかったです。

終演後はダンスパーティ開催、違う国では戦争が起こっているけど、この瞬間私たちもこの空間の人たちもたくさん生きている。Departmentのボスの人とチェキを撮ったり色んな人に褒められたりしながらも特に打ち上げとかはないカルチャーのため気付けばみんないなくなってました。ドラムのJordanはOso Osoとか有名なバンドにもたくさん参加してるけど、私たちをいつも気にしてくれていて本当に嬉しいです。サンディエゴ本当に大好き!



私たちはといえば、機材の積み込みをしてからHalfway Homeへ。3回目の訪問になるけどいつも泊めてくれてTrevor本当にありがとうございます。絶対寝しなに飲むべきではない類のマンゴー味のジュースみたいなIPAを飲んで優しく撃沈。

Thanks to: 兄貴、ヘッサム様、Jordan、Trevor