MASAMI TAKASHIMA :
音楽家
90年代より作詞作曲・バンド活動をスタート、 miu mau (2006年〜)のシンセベーシスト・ボーカリスト。2004年よりcoet cocoehとしてソロワークを開始。2016年・ソロとしては4作目となるアルバム「FAKE NIGHT」を現名義に改めリリース。2017年、miu mauのセカンドアルバム「Drawing (VYBE MUSIC)」発表を経て、2018年、これまでと同様にトラックメイク・ミックスを手がけたオルタナティブR&Bにも通じる最新シングル「10月」をデジタル配信。2019年にはMineo Kawasaki(Drums:cowbells)とのデュオ編成で自身のトラックを人力演奏で再現したライブを収録したライブアルバムをリリース。ソロ、バンドでのリリース、楽曲制作、客演など作品多数。最新作はエマーソン北村とコラボレーションした両A面シングル「夏の片隅で/夜が明けたら」。熊本県うまれ。熊本を拠点に活動していたネルソングレート(exそれでよかったのか?)は2005年に活動休止。
https://twin-ships.com/masamitakashima/
2008年、私の前のバンドと同じレーベルからリリースしていたmiu mauでしたが共演したのは東京下北沢でCARのイアンマーティン主催のイベント。その時は互いの演奏のことはそこまで記憶になくて、当時共演とあまり仲良くしないのがクール(けど人恋しい)という痛い思想の持ち主だった私は、打ち上げの時に席が不足してたのですぐ帰った(けど人恋しかった)のを何故か鮮明に覚えてます。何故か何なら居酒屋の間取りまで覚えてる気がする。以来バンド単位での交流はそれほどありませんでしたが、オクムラユウスケバンドなどでドラムみわこ氏と福岡/東京で会ったり、百蚊でギター梶原氏と福岡/東京で会ったりとか、むしろTakashimaさんとは高松TOONICEで演奏するときにちらっとお会いしたくらいで、あまり直接的なご縁がなかったほうかもしれません。それでもそれぞれで3人と会うときやはり私としては無意識にmiu mauの、という冠がつくし、やはり今回のコラボレーションは『MITOHOS』ですね。
そもそも「君はスター」のデモはずっと前から気に入っていて温めていて、ただロマンチックすぎて私が歌うのは何か違うなあ、とずっと思ってて引き続きコトコト温めていたのですが、Takashimaさんの声の力で漸く完結しました。東京高松の遠隔でやりとりをしていたのですが、コーラスパートのアレンジも仔細に提案してくれて、主体的に参加して頂けた嬉しさと共に、きちんとしたクオリティのものにしたい、という責任感を感じました。miu mauのイメージとTakashimaさんのイメージは被るのですが凛としていて、でいて浮遊している感じ、さらに今回のボーカリゼイションはより生命力や煌めきのある感じがあって、ミックス時に非常に楽しかったです。スーパーカー「LUCKY」オマージュの私のギターソロ、それからケビンのアウトロでのカリンバもそうですが主役のボーカルが何より最高…!『CREOLES』収録の「リボン」での? meytélのボーカルの時もそうでしたが、ゲストボーカルを入れて自作曲をやるとより楽曲を俯瞰で見渡せるし、脳汁も出るし、バンドとしてのスタンス含めて凄く可能性ややり甲斐を感じたので、今後もっと拡大した発想のものをやりたいなと思いました。
改めてTakashimaさん本当にありがとう…、状況を見つつライブで一緒にこの曲をやりたいですね!