20200718

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twitterなどではお知らせ(と随時弱音)を呟いてますが…、あと2週間、8/1土曜日に配信ワンマン【Broadcasting Anökumene/ökumene】@幡ヶ谷FORESTLIMIT開催です。夜の21:00から。https://www.tv.forestlimit.com/こちらでご覧頂けます、配信ご覧の方は1000円、会場観覧ご希望の方は限定数にて承るそうでそちらは1500円+d。3月にカリフォルニアのDEAF TOUCHというレーベルよりリリースした2ndアルバム『ANÖKUMENE』の国内でのリリースツアーが全部飛んでしまったので今回が半年遅れのレコ発、という事になります。

本作はこれまでのルロウズレパートリーとだいぶ異なった音のベクトルを持つ楽曲が占めるため、新譜の曲+既存曲という安全なセットリストを組むことが出来ず、帰国後に作った新曲を7曲(+α?)併せて披露する予定なので、もはやバンドとしては新譜のプロモーション的なイベントとかでは全くなくここ数か月のスタジオワークの結晶を披露するショウケースのような内容となります。

『ANÖKUMENE』の音のこれまでとの決定的な違いはこれまで以上に無音を避けなくなったこと。そして無為を全く恐れなくなったこと。3度のアメリカツアーで私が強く印象に残った日米ロックバンドのアレンジの価値観の相違、つまり①音>曲。気持ち良い音/踊れる音/独特なバンドでの発音ありきでの作曲/アレンジ②タテに積むアレンジでなくヨコ軸での音のアレンジ。それも展開毎でなく曲毎~数曲単位での物語のための献身的な合奏。
そうした諸々をヒントに、けどミカンはオレンジになれないので差異を解釈/消化してオリジナルな音を作り上げました。

そして今回はさらにそこから一歩踏み込んだ挑戦を。エンドロール(End Credits)、Q.E.D.、ポラリス(Polaris)、招待の無い(Unwelcome)、ドア(Door)、MOB、かりずまい(Temporary)と題された7曲、現時点で3割程度の完成度のものも月末までには胸を張ってサブスクリプション出来るレベルにもっていきます。

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じゃあこれまでの音は捨てたのかというとそういうわけでもなく、そちらの音は8/9日曜日@新宿NINESPICESにてお昼12:00から配信ワンマンいたします。https://twitcasting.tv/9spices/shopcart/13872こちらも1000円。こちら用に用意した新曲もやります。アレンジに苦しみ1~2年くらい寝かせては起こしていたのですが、もともと作ったデモを遥かに超える素晴らしいアレンジに着地出来ました。

2公演で30曲以上はやると思いますがレパートリーの被りなし、ゲストなし、大変チャレンジングな企画なので真面目な努力のみならず意図せぬオモシロも巻き起こる事でしょう、よければ是非両方ご覧頂けると嬉しいです。

音こそ変化/深化したもののバンドのコンセプト自体は結成したその瞬間から10年間いちども変わっておりません。脇目もふらずひたすらに、時代を流浪するすべての人たちへ!