20200312

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3/9 ツーソン→エルパソ(300マイル)
重低音とカラオケと謎クリック音うるせーーーーーーーーーーーーーと思ってたけど気付けば朝。けど謎クリック音だけはずっと鳴っている。ここに長期滞在するとグルーヴマスターになれるかもしれません。
ゆっくりとバスタブに浸かってきっと原料にサボテンを使ってるだろうシャンプーや石鹸で髪や身体に必要な油分までも全て拭い取られ、清潔なバスタオルに身を包んで強烈な日差しの外をカーテン越しにチラ見する。
チップのルールがよくわからないので適当にベッド1個につき1ドルみたいな発想でお金を置いてきましたが合ってますか?チップのルールは未だによく分からない。なんにせよ素敵な宿ありがとうございました。

ツーソンからエルパソはアリゾナ→ニューメキシコ→テキサスと3州を跨ぐ感じになっていて、またタイムゾーンが変わるので入り時間とかまた判りづらい…。そして風景も変わらず砂とドンキングと空。所謂Jロックとかの強迫観念的に展開し続けるアレンジが良いというわけではないけど、ここまでのミニマルドローン感には些か閉口。テキサスにいる間はずっとこんな感じなのかなあ。

シウダードフアレスという世界で最も危険な街の一つと隣り合わせにある場所、国境の街、というおっかないイメージを持っていたエルパソですが行ってみると至って穏やか。地元の人曰く全米でも屈指の治安の良い街らしくて、国境警備隊やエルパソ警察が頑張ってくれているのでしょうか。

まずは本日仕切りを買って出てくれたBobbyの家へ。Bobbyは早口だしテキサス訛り?のせいか聞き取るのに一苦労するけどナイスガイ。あと家にはネコ2匹犬1匹がいて本当に羨ましい。月曜からハウスショーをやるのって冷静に狂ってる気もしますが…。ありがとうございます。

この日の会場は別の家。手際良くセッティングは終了して20時頃、さあ始まるのかと思いきやみんなハングアウトを始めて音が鳴る気配がない…、BGMでバッドブレインズがズザザザザと鳴っているのみで誰も何も巻き起こさないまま21時、21時半…。しょうがないからここの家で飼ってる室内犬×1と番犬×2と仲良くなろうと試みる事に。パグ的な室内犬はあっという間にお腹を見せてくれてなすがままって感じだったのに対して番犬×2はなかなか心を開いてくれず怖がられてる感じ。結局触れるまでに3時間かかりました。

10時くらいになってようやく開演。改めて思うのですが示し合わせたようにどこからともなく人が集まってくる。なんでわかるんだろうか…?
ルロウズは3番目。相変わらずハウスショーの規模で改造マーシャルは音の暴力になりそうだったのでBobbyの持ってるacousticの謎のギターアンプを借りましたがこいつが絶品。私の好きなプリっとしてて湿度の高いクリーンが出せる感じで演奏もいい感じで出来ました。その甲斐あってか月曜にも関わらず、決して多くはないお客さんの前での演奏ながら物販もたくさん売れて、ホッとしました。
日付変わる頃に登場したトリの爆発的なエモ/ポストロックのバンドは鬼の爆音を出していて、警察来ないかどうか、むしろこれで警察来なかったら警察なんて辞めちまえレベルの大音量でしたが見事無事に終わってみんなも満足してる感じでした。テキサスの懐の深さ?アホさ?わかりませんがカルチャーショック。

月曜で終演24時半とかになってましたがウィードはモクモクしてるしみんな一向に帰ろうとしないし、結局適当なタイミングでBobbyやBobbyのフィアンセのMel、タトゥーだらけでゴツくて格闘家みたいなのにWaifuって書かれたアニメキャラのTシャツを着てて謎だらけのIrvin、それからウィードがキマりすぎて呂律の回らぬスペイン語でひたすら話しかけてくるさらに謎男AとEL COMETAでタコス。ここはメキシコかってくらいメニュー表記がスペイン語だったためIrvinに助けてもらいつつオーダー。オーダーのみならず代金まで払ってくれました。ありがとうございます。
毎回思うけどスペイン語もっと喋れるようになりたい…!タコスの屋台とかでも小粋なやり取りをしたい…!やはり相手の国の言葉で話すと途端に心を開いてくれる感じがあるなあと思います。帰国までに使いやすいスラングを覚えたいものです。タコスも日本人に媚びない味で美味しかったしメキシコ飲み物も珍しくて素敵だったものの深夜に食べる量ではない…

ふらふらになりながらBobbyの家に戻り犬やネコと戯れて撃沈。翌日彼らと合わせて出発のため4時間くらいしか眠れないので速やかに撃沈。

Thanks to: Bobby、Irvin、あと名前を完璧に失念したハウスショーの家主、エスペランサみたいな2人組の女性