4/8Brooklyn→Manhattan(10マイル)
ネコに顔の周りウロウロされて起床。相変わらず地下で寝てるのでわかりませんでしたが予報雨だったにも関わらず晴れ。そして相変わらず10時間くらい間を開けると犬が我々の顔を忘れて吠えられる。平常運行です。
この日は丸一日オフ、という事でメトロでマンハッタンに行き色々見て回ることにしました。先日も記したようにマンハッタンは本当に本当に車事情が過酷で、赤信号でもガンガンに車道に飛び出てくる人々、フリーウェイはトーナメント方式でどんどん車線減ってく、渋滞や割り込みが酷くてわかっててもtoll road(有料道路)に吸い込まれちゃう、すぐクラクション鳴らしてくる、終いにはこの頻度のクラクションはひょっとしてwhat's up?的なニューヨーカーの挨拶とかなのかなと思うほどでした。メトロだと300円弱で素早く動けて便利…ただ乗り換えはおろか古い車両の場合この電車はどっち向きに動いてるんだろうとわからなくなるものもありました。
まずはセントラルパーク左側にあるダコタハウス〜ストロベリーフィールズへ。私は小さい頃からずっとジョンレノンファンだったのでいよいよあそこに行ける!とウキウキしてたのですが、実際着いてみるとダコタハウスは日本人その①〜その⑩が写真撮りまくってて何となく引いてしまう感じ…ストロベリーフィールズも完璧観光地化してて関係ないアイラブNYTシャツとかまで売られてて、あまつさえ近くでストリートミュージシャンその①がLet it beをフェイクいれまくりで歌う始末。
すっかり無になってしまった気持ちを取り戻すべく公園内をしばらく歩いてからMoMAへ。入館料ちょっと高いなと最初思うものの質、量ともに圧倒的なコレクションでテクテク歩いた甲斐がありました。ルソー、クリムト、マティス、そして特設展のミロ…。興味ないと思ってたポロックも実物を見ると迫力と勢いに衝撃を受けました。また2階がブランクーシ三昧のフロアがあって、そこも嬉しかったです。惜しむべくは貸し出し中か何か?でバスキアの作品が見られなかったこと。ニューヨークでバスキア見たかったなあ。
作品の圧で若干グッタリしつつも我々はさらに南へ歩いていく。ギターセンター、サムアッシュを念のためチェックしてから東海岸行ったら当然行っとけよと言われたShake Shackでハンバーガー、でしたがちょっと高いような…味普通なような…
このツアーで現地の人に色々な食べ物のレコメンドをもらいましたが結論は"だいたいハズレ"。ハズレって書くと言葉が悪いですが思ったのは少し味覚のポイントが日本とアメリカで違うのではということ。高級レストランとかは無縁でしたがせいぜい$15までの安めの食べ物の場合選択肢は遥かに日本の方があるなあと思いました。でも音楽のレコメンドやビールのレコメンドはたいがい正解!
夜はひょんなことから長江氏のライブを見にPianos近くのMax Fishというヴェニューへ。月曜だというのに、そしてまだ8時だというのにたくさんの人たち。聞くと今日は月例のエクスペリメンタル/アヴァンギャルド系名物イベントらしくてイベント名に客が付くブランドになっているそう。ポエトリーリーディング、モジュラーに続いて我らがNAGA-EXTACYのパフォーマンスはアブストラクトJポップ演歌スクリーモノイズという完全にオリジナルなそれ。私たちの事も紹介してくれて、音楽への熱い思いを語り、最後一番欲しいのは彼女とおとすMCから何から謎に感動的でした。
終演後乾杯をしてから帰宅。メトロ深夜は怖い説はたぶん場所によりけりだと思います、我々の帰路は大丈夫でした!Ianが起きて待っててくれたのでクラフトビールの残りと共に乾杯。カジュアルに初対面のアジア人を4泊させてくれるし、フェデラー似の高身長イケメンだし、無欠点の彼と色々な話をしてやさしく撃沈。明日は朝6時起き。