3/10San Diego→LA(80マイル)
Trevorの家?仕事場?で起床。日付変わる前に寝て8時には起きる規則正しい暮らし。漸く南カリフォルニアを感じる好天と気温の感じ、そしてTrevorの家の全貌が明るくなってやっとわかったのですが壮絶な広さ!車10台くらい停められるポーチ、リトルリーグなら野球出来るくらいのバックヤード、木にくくりつけられたサンドバッグ、なんかフォレストリミットでこういう家あったなみたいな、鬼気迫る広さ。
この日はまず撮影。この話が何処から始まったか最早忘れてしまったし新しい登場人物が増えすぎて正直名前をフォローしきれてないのですがダリル的な人とかシェーン的な人たちが(すいません)次々集結してスタジオライブの録音+撮影をする事に。まあ言ってもDIYでしょ、とタカをくくってたのですがアーカイヴを見るとロカストの人とか色々出ててマルチカメラ、バッチリ録音のガチンコなやつ。
さあそれでは楽器のセッティングしますよ、ギターアンプはまだ慣れてないSamのSunnでなく慣れてるフェンダーで!ミラーボール使うの?アッハッハ、的な余裕をぶちかましていたらあれ?ギターはあるけどエフェクター一式がない。そういえば昨日M-Theoryで盛り上がりすぎて片付けた記憶が曖昧…。やっちまったと硬直してても何も巻き起こらないのでヴェニューに忘れ物がないか聞こうとするもお店はオープン前で叶わず、さらにたくさんのクルーを前にこの撮影を乗り切らないといけない、何なら今晩のヴェニューでスピーカーケーブルの手配もしないといけない。俄かにマルチタスク発動で脳がプルプルする中でとりあえず撮影はケーブルを借りエフェクターを借り電源を借りマイクを借り、自分のものはピックとチューナーしかない体たらく、さらに撮影途中でフェンダーの調子がおかしくなって全く知らないアンペグの冷静に見たら良さげな、でも目下不安しかないギターアンプに変更、慣れないイヤモニ、窒息するレベルのスモーク、そして脳裏には万が一エフェクターなど失くしてたら…というカーニバルが発生したおかげで普段間違えない歌詞を間違えたりしましたがなんとか撮影も持てるリソースを使いきり終了。ベーグルとクリームチーズ、コーヒーのケータリングをポカポカの陽気の中みんな笑顔でアメイジングパフォーマンスって言われながら食べるのですが心から笑えない…
結局3時くらいにはTrevorの最高の家?仕事場?を後ろ髪引かれつつ離脱してM-Theoryへ。連絡したところスタッフからは見当たらないよ、という事だったのでまあ念のため諦めをつけるため、私は今人間力を試されてる…と暗澹たる気持ちで向かうと50秒で発見。完璧に持ち主のミスなのでスタッフの人に非はないです、お手数かけてすいませんでしたと各方面に連絡しつつも遅ればせながらこぼれてくる笑顔。ありがとうございました。
悲しみのギターセンターに寄る用事が省けた上に会場入りまで4時間くらい時間があるのでまずメキシコとの国境へ。何なら壁を作るの手伝ってこようかくらいの気概でしたがこの辺は鉄条網グルグルのアッパーなつくり。壁の向こうに見える丘の上にひしめき合う家々、ティファナよそっちはどうなんだい、と独りごちた後は有名なコロナドへ。コロナド橋が有料か無料かちょっと調べただけだと全くわからなくて、有料でもいいんだけど幾らなのか全くわからず南無三と飛び込みました。橋の直前にUターンポイントがあったり看板にみなさんの税金で橋は成り立ってますみたいなのが書かれてて不安にさせられつつも、ええい、ままよと突破して(例えばゴールデンゲートブリッジは料金所がなくてみんな当然持ってるでしょ?みたいなETC的システムで持ってない旅人は後でクレジットカードで入金したり指定の場所に払いに行かないといけなくて超面倒)、有名なサンディエゴのビーチをひとしきり味わいました。砂が白い、そしてやはりいつでも海は良い!
ダウンタウンや繁華街を流してバラストポイントとかフォールとかストーンとか有名なブリュワリーを傍目に見つつこの日の会場、Bancroft Barへ。正しいアメリカンスタイルのバーといった感じの佇まい、開演前は寂しかったのですが人が次々と集まってきました。
タップのハイネケンやクアーズなど珍しいのがドリンクチケットで飲めたので試しましたが確かに缶とは違う味わい。
最初はTrevorたちのバンド、POOR。バンド名が地獄すぎて全く期待してなかったのですがプログレッシブなニュースクール系HCでほろ酔いで最前で全力で見るとこの世で一番良いくらい素敵でした。
ルロウズはサンディエゴ2日目だったのでセットを前日と替えて演奏。曲でグングン踊る感じがなかったのであれ?届いていないのかなと思いつつ終演してみるとスタッフ欲しいくらい物販大繁盛!アメリカでこれまであまりなかった超真面目に観る方々がこの日は多かったようでした。
あと気になったのはアンプ。たまにピチュンっていうテレビ消した時のような音とともに一瞬音が出なくなったりする症状が断続的にあって乗りこなし甲斐がありました。パラノイドアンドロイドのジョニーのギターみたいな音だしタイミングを制御出来てたらカッコいいのですがいかにも電気系統に良くなさそうな音だったので要チェック…。次サクラメントだしまたHellaのCursonのところに持っていこうかな…
3公演目でTシャツ足りるかな?と思える売れ行き。今回はCDやアナログも前回より手に取ってもらえていて(前回はそのせいでアメリカはCD売れない説を強く信じてしまった)、前回を参考に用意したマーチが後半足りなくなりそう。追加注文含めてこの辺も要ウォッチングです。
終演後は一緒にカラオケ行こうよ!とかビール好きなだけ奢るぜガハハ!だとかこの後何してるのかしら…?だとかの素敵な誘惑を丁寧に捌いてオレンジカウンティへ戻り。振り返ればベーグルとビールしか摂取していない日曜日、さらに深夜のオレンジカウンティ兄宅の周囲はお店やっておらずでまた余ってたIPAでカロリーとビタミン(ホップに豊富に含まれてると信じてる)を補給し深夜4時頃撃沈。