20190310

581(4日目)

3/9Boulder City→San Diego(340マイル)
朝ちょっと早起きしてご飯行こうよ、とTsvetelinaたちに言われてたにもかかわらず目覚めたのが9:00という体たらくそれでも彼女たちは起こさずに昨日まで知り合いでも何でもなかった謎の東洋人3人が起きるまでそっとしといてくれました。
サンディエゴまでの500キロくらいの距離、早い入り時間(16:30)を考えると11:00までには出発しないといけないので泣く泣くお誘いを断って出発。ラスベガスにオルタナティブなんてあるの?てちょっとだけ思っててすいませんでした。次機会があれば是非また行きたいと思う場所でした。
この日も突き抜けるような快晴。日本の日差しや青空とどこか色味が違う感覚があるのですがこれはプラシーボ?色学者の方教えてください。

砂漠を超えてひたすら走ること6時間、サンディエゴの会場M-Theory MusicFlake Recordsくらいのサイズのレコード屋さん。この辺りは超オシャレな店がひしめき合ってて、でもゆったりしててカッコいい感じでした。
主催のBand ArgumentJordanは、ていうかこの日の出演者は軒並みですが口調の優しいナイスガイ(私たちに合わせた速度の英語)。Bandcampで死ぬほどリピートしたアルバムを作った人達だったので本ツアー音楽面楽しみその①でした。
サウンドチェックも殆どなく(昨日今日のバンドは長くて1分)すぐに始まったのはShades Mchcool。パンクっぽいオルタナというかアッパーでユーモラスなWeezerというかどこかぶっ壊れた変なバンドで素敵でした。
ルロウズは昨日の寒さがなかっただけでもう有難い気持ち。加えて転換が大変そうなサイズだった事もあり前後の出演者にアンプやドラムを借りたためこの日は勝手のわかるフェンダーのホットロッド、だったので音作りも7秒くらいで出来てより普段の感覚で演奏に集中出来ました。フロアのリアクションもミュージシャンとして一番嬉しい超本気でかつ楽しそうに聞いてくれて曲が終わると止まらない歓声、みたいなやつで全体として最高なフィニッシュでした。2日目でここまでいけるのが嬉しい
物販で大わらわになっている最中にトリのBand Argumentが開始。ワーミーやモジュレーションをフル活用したギター陣、ボーカルというか楽器的アプローチの歌、楽器のレイヤー感やリズムが超工夫されてて玄人や同業者が聴いてもオッて見入るアンサンブルですがそれ以前にひたすら音が気持ち良い/そして楽しい。battlesとかvampire weekenddirty projectorsのような新しいアイデア、と同時にひたすらフィジカルでエゴを感じない最高の音でした。音源から既に期待してたけど想像の10000000倍良かった、日本で見られるように頑張ります。

終演後まだ20時。打ち上げ行く?二次会行く?みたいな文化はこちらではなくてヴェニューで飲むか帰るかみたいな感じ、この日はレコード屋での演奏だったので(フリービールはあったけど)、流れ解散みたいになったので我々はオススメしてもらったLucha Libreというメキシカン屋さんにGO。サンディエゴは場所柄やはり食べるならメキシカン!らしく、成犬のチワワくらいの大きさのブリトーを食べました。美味しゅうございました、ごちそうさまでした。

そして明日ライブレコーディング/シューティングでお世話になるhalfway home studioTrevorの家?へ。サンディエゴから30分くらいの距離にあるここはふしな作りをした一軒家で夜だからよくわからないけど超広い。野生のフクロウの鳴き声が聞こえる。そんな場所で泊めてもらって明日レコーディングも早いので素直に撃沈。

ツアーは始まったばかり。だけど既にいくつもの最高の瞬間があって感受性にグサグサ突き刺さります。アメリカって本当に本当に面白い

いま寝ようとしてる真横でベッカスティーブンスみたいな女の人のボーカルのレコーディング中?で無意識に聴いちゃう深夜0時、カリフォルニアの下の方にて。