3/25Oakland→San Francisco(15マイル)
雨。サンフランシスコに用事がある日は必ず曇り以下の感じでロードイン/ロードアウトを考えると顔も曇ります。ネコと戯れたりやり方知らないフレンチプレスのコーヒーを淹れたりWi-Fiが生きている間に連絡をしたり。
この日の会場Vacation付近、テンダーロインという地域は治安が宜しくないという事でまずはライブに不要なスーツケースとか身の回り品などを託すためKatina家方面へ、行く前にオークランドにせっかくいるのでいま話題のbandcamp実店舗へ。LandladyやEveryone is dirty、幾何学模様など旬のバンドのアナログが計30枚くらいセレクトされていて、リスニングブースも10箇所くらいあって、さらにライブスペースまで。bandcampで音源を取り扱ってるバンドは一度行ってみるといいと思います!村上隆氏の個展でDJをしてたMiguel氏に7インチを買ってもらって次の場所へ。
だんだん雨が強くなってきて、前回悲劇を起こしたミッション地区のあたりのSafewayに行く計画は諦めてふだんお世話になっているtwitter社を経てKatina家へ。スーツケースや不要不急の荷物をKatina家に搬入してから会場のVacationへ行き機材を先に搬入。昼間だからまだモロヤベー、みたいなのは感じませんでしたがそれでもなおジロジロ見てくる人、小銭ねだる人、何も用事がなく立ち尽くしてる人などがいて他の場所とか違う空気があります。
Vacationはヴィンテージ中心の古着屋。お店は小さいものの吟味された商品群が素敵で外の殺伐とした世界から切り離された小宇宙を感じます。
続いてReal Guitarというおススメしてもらった楽器屋さんへ。ここがすごくアタリでサンフランシスコのビルダーの作ったギターとか超ヴィンテージなアンプとか珍しいものがたくさん。uneedaとuwannaという2本のテレキャスタイプのギターが心に強く引っかかったもののケースがギグバッグみたいだったので、それだと飛行機乗せられないな…と交渉したらハードケースにかえますよ、との事だったのでオッ、ていうところで待ち合わせのため時間切れ。一晩寝かせることにしました。
いまサンフランシスコに住んでいるHessaumと合流すべく彼のオフィスへ…超絶ダウンタウンで駐車はおろか停車も禁止、駐車場は1時間で10ドル以上、さらにWi-Fiがないから連絡を取りあえず合流に超苦戦。フリーWi-Fiもこの辺りは2000000000個くらいあるから次々スマートフォンが情報を更新しちゃって超苦戦。海で漂流して喉の渇きに苦しむ人のごとくふらふらあちこちを回った挙句結局1時間くらいロスしてようやくVacationでHessaumと合流、さらにご飯一緒に食べようと言っていたZackたちも加わりチャイナタウンにあるSpicy Kingという四川料理の店へ。アメリカで円卓に座って英語と中国語を織り交ぜてオーダーして中華を食べるのはなんていうか映画の登場人物の気分。お腹いっぱいごちそうさまでした。
今日やっぱり順番変更!あなたたち出番最初だから早く戻ってきてとDylanに急かされて満腹のお腹を引きずりながらセットアップしてそのまま演奏。弦を切るトラブルがあったものの臨機応変に対応、そしてセットリストもゆるやかに変えつつHessaumのリクエストだった針金の木をたぶん1年ぶりくらいにドキドキの演奏。日本でも米国用リハでやってなかったのですがやればできるもんでした。という事でこの日も良い演奏やりきれたのではないでしょうか。
共演の方にサンフランシスコのローカルラガーをもらったり古着を見たりDylanやZack、Hessaumとつもる話をしたりしてたら終演。1人行動はちょっと…ということでHessaumについてもらって車を取りに行って早めに搬出+撤収。Hessaumは6月に日本に来るとの事でまた会えるのが楽しみです。
Katinaの家に戻り安心のガレージに車をしまってZackたちとハングアウト。Zackは酔うとカメのように動きがゆっくりになって面白いです。彼の音楽的野望の話を肴にワイン。5連休をまるまるルロウズに捧げてくれる男Zack。ガールフレンドのKatinaに尻にしかれる男Zack。最高の友達です。翌日彼が朝早いとの事で結構飲んだし深い時間になりつつもやさしく撃沈。