【MITOHO SESSIONS】終了!ご来場いただいた皆さん、FORESTLIMITスタッフチーム、どうもありがとうございました!
2019年1回目のシリーズ未踏峰、そしてUSツアー前ということもあり気合いを入れてfolk enoughを招聘したら結果的にfolk enoughも東京単発公演になってしまい、お互い状況的に引き締まる環境の中開催されることと相成りました。
過去に福岡のgigiで2マンを開催してもらった恩を月日を跨いで漸くお返し出来たのかなあと感慨に耽る間もなくリハーサルから開場まではあっという間。DJマッシーも早めに合流しみんなで会場ウラにある”鳥伊那”で前打ち。1200kmの距離を疾走してきてリハから前打ちからフルパワーで参加出来るfolk enoughの懐の深さに改めて感銘を受けました。
DJマッシーwithオタマトーンは軽快な90'sを中心としたセレクト。会場のムード、ベックとかヨラテンゴ、マッシーのシュールなビジュアル、これら相まって海外のホームパーティ感が出てくるとともに会場の空気もじょじょに温まってきました。
先攻はルロウズ。最新曲「concorde」を織り込んだ久々のロングセットでしたが、どの曲をやる/やらないを結構選べる/悩めるレパートリーの多さになってきたなあと改めて感じます。
2.16 forestlimit
1.群盗
2.象を撃つ
3.ユスリカ
4.あとで
5.未明のパレード
6.御盾(新曲)
7.DOPPELGANGER
8.concorde(新曲)
9.桜桃、梨
10.バグとデバッグ
11.The Great Journey(キリンジカバー)
12.楕円のドーナツ
"桜桃、梨"とかはだいぶ久々。集中力の高い演奏が出来たのではないでしょうか。
そして後攻はfolk enough。前半アコースティック(っていいながらたまにファズ踏んでたけど…)、後半エレクトリック(っていいながら本編最後アコギにしてたけど…)とジワジワ場を支配していく演奏。フォークイナフ、それからベテランのバンドには結構あると思うのですが16小節くらい(場合によっては32小節以上とかでも)ほぼ展開のない、有体に言ってしまえば”退屈”な音時間を怖がらず作っていける凄さをいつも感じます。サッカーでいうカウンターのような?オーディエンスのテンションのダイナミクスというかラウド/クワイエット/ラウドというかを完璧に掌握するパフォーマンス、いつ見てもため息もの。
東京のfolk enoughは本当にハズレなし!EXTREMEのカバーもオリジナルも縦横無尽に往来する最高の演奏でした。そしてきっとこの日の演奏ももう同じようには二度とやらない/ていうか出来ない、余白の大きいものだったのだろうなあ。。彼らの演奏を何度も見に行ってしまうのはそういう一期一会感の強いところもあるのでしょう。
終演後はおなじみ”串猿”にてライト打ち上げ。1200kmをこの後颯爽と帰れる彼らのパワーに、やはり前打ち時と同じく打ちのめされるのでした。
また今年共演の機会を得られますように、そしていつまでもかっこいい先輩でありますように…!