音楽の趣味に割と幅と差異があるルロウズにおいて、満場一致の支持を集める札幌の宝。『CREOLES』レコ発時にお招きした時は諸事情によりボーカルを代打でアライヨウコ氏が務めてましたが(しかし怖いレベルの完コピで凄かった)、今回は問題なくヤノ氏参加の見込みです。
苫小牧で初共演した際から爆笑しながらも鳥肌が立つ感じ、1ケ月くらい謎の余韻がある感じがありましたが、当時はまだソニックユースのようなノイジー/ローファイな意匠を纏っておりオルタナティブロック支流みたいな文脈で聴ける感じでしたが、現在は完全に脱皮して、時間芸術にあって/ロックバンド編成でありながら完全に時計の針を止めるような音楽を奏でる孤高の楽団となってます。意味深なような、完全にナンセンスなような、並行世界のJポップ。私は100周くらい聞いてますが未だにハテナの方が多いです。
大竹/中野両氏の彫像のようなギターワーク、リズムチームの鳴らす端境グルーヴ、ヤノ氏の無表情なストーリーテリング、どれもが最高にエモーショナル!東京で見られる機会はバンド名の通り本当に本当に僅かですのでお見逃しなく。
余談ですがエスペランサ・スポルディングの新譜を聴いた時にnessieを強く想起しました、ということでこれより先、私の中ではエスペランサはnessieを強く意識している事とさせて頂きます。
nessie soundcloud: https://soundcloud.com/user-519019185
*
12/14(FRI)幡ヶ谷FORESTLIMIT
【MITOHO SESSIONS】
■nessie(札幌)
■LOOLOWNINGEN&THE FAR EAST IDIOTS+西田修大
■二宮友和+MUSQIS
DJ:?Meytéْl
open/start 19:00
charge 2000JPY+D
http://forestlimit.com/
19:00 ?Meytéْl(DJ)
19:30 LOOLOWNINGEN+西田修大
20:25 nessie
21:20 二宮友和+MUSQIS
22:00 ?Meytéْl(DJ)
平成最後のシリーズ未踏峰にはルロウズがいちばん好きな音楽の1つ、札幌のnessieを招聘!レディオヘッドのようなロックバンド編成でありながら彼女たちの鳴らす音はアボイドまくりのギターワーク、室内楽的な静的グルーヴ、無表情なボーカルの、無人島に咲く花のような、要は巨大な謎。それだけに最高にエモーショナル!
今回はnessieの導く「並行世界のJ-POP」をキーワードに東京勢も重厚!1年くらい口説いて漸く共演が叶った二宮友和+MUSQISは二宮氏の音世界のイマジネーションを楽団MUSQISが拡張、ソロバンドのような形態をとりつつもバンドとしての意味や旨味が強く出た最高のチームです。生でグラッチェを聴けるの本当に楽しみ。
そしてルロウズは西田修大氏をギターに迎えカルテットでお届けします。トリオでは演奏しない楽曲を中心に、でも所謂サポートメンバーみたいな影の薄い演奏でなくがっつりウルトラアレンジし倒した阿吽の演奏をいたします。ビートルズを盲目的に基準にする私にとっての「4人編成こそがロックバンド」という表現を是非ご覧ください。
そしてDJはシリーズ未踏峰レジデント、?Meytéْlがいつものように奇跡の閃き連発のスピンを披露いたします。
ご予約は下記フォームが便利です、よろしくどうぞ!
*必須