20180502

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4/30 サクラメントアーケータ(300マイル)
プリンくらい柔らかいベッドの上での目覚め。ベンの家はおそらく4人くらいで部屋をシェアしてるらしく起きてたセイラと色々な話。オーガニックフードのお店ではたらいているらしくベーグルとヤギのチーズを頂きながらコーヒー。紅茶色のラブラドールレトリーバーのアグーはとても賢くて馬鹿にされないようにするので精一杯。

ベンの家をしあわせな気持ちで離脱して北へ。この日向かうアーケータは300マイルのうち半分がエターナルストレートのルート5、半分がウルトラ山道という感じで後半の山道はこの旅で初めて雨が降るようなスーパー山でした。フリーウェイを勘で降りたところにあったグロサリーストアで消火器く!、。、、、らいの大きさのサンドイッチやよくわからないけど絶対死を早める色をしてるグミ、そしてそれを中和するためのプレーンギリシャヨーグルト(ほぼクリームチーズ)や親指みたいなバナナ、象の鼻の内側みたいなラズベリーなど日本ではあまり馴染みのない感じのものを勢いで買ってランチ。

スーパー山で地元の車に煽られまくる中山本氏の体力ゲージが心配でしたが無事完走。ここまで1200マイルくらいをソロ運転で攻略していていつしか鉄人の通り名がつくことになりました。

アーケータはのどかな街というか見た感じのどかすぎる街で月曜日に果たして人は集まるのだろうか、とちょっと心配になりつつ18:00頃ロードイン。ミニプレックスのマネージャー、メリックとも挨拶を済ませ初めて(!)サウンドチェックをさせてもらえて、漸くギターのチューニングの問題がブリッジのコマとネックとの複合的な問題だとわかりました。一曲ごと、下手したら一曲持たずにチューニングが狂う病気はストレスですが頑張ればオーディエンスの気持ちを途切れさせずに処理できそう。でも返品は絶対する!!
サウンドチェックを終えてこの日我々に宿を提供してくれるビルと合流。アンプラグド期のエリッククラプトンに似ているビルに寿司屋HANAに連れてってもらってクレイジーな巻物や酢の物って名前の漬物、ケーキみたいにデコレーションされたワサビを頂きました。面白かったし美味しかったです、ありがとうございました。

会場に戻るとこの街のどこにいたのか、たくさんの若者たちが集まってくる。最初のバンドはグランジポップという風合いでしたがギターのチューニングがズレ続けててたぶん本人的には不本意だったと思うのですが謎のサイケ感や揺れ感が生まれてて中毒性のある好アクト。そして2番目がルロウズ、さて演奏始めようかというタイミングで大ファンだといってくれた女の子に一生話しかけられて手を握られ続けて演奏を始められずに謎の押し。でも本当に好きでいてくれてる感じ丸出しだったのでオッケー!
この日の演奏はコレをするために、この気持ちを味わうためにUSへ来たんだというような、一言で言えば現時点でベストのライブ。パズルのピースがピタッとはまったような演奏が出来ました。フロアも超ヒートアップして何故か最前のお客さんに殴られ続けました(やさしめだけど痛い)。終演後物販がパニックになってその辺含めて最高でした。50ドル分バーでタダにするよって事でローカルのクラフトビールを頂いて、心からのお酒を飲んで幸せなう状態になりました。今度日本に行くんだけどおススメある?って聞かれたから幡ヶ谷イズナンバーワンプレイスインジャパンって勢いで言っちゃったけど、たぶん無難に浅草とか上野とか行った方が良いと思います。勢いで発言してすいませんでした。

終演後共演のバンドにウチでこの後ハングアウトパーティするから来ないか?と言われて軽く顔出し。ウィードバチバチにキメながら20人くらいでテレビ見てる様子が最高で、最高だけどイルな空間だったのでサクッと離脱してビルの家へ。


ビルの住んでいるところもまた完全な成功者の家で、バスルーム2つ、逃げ水が見えるくらい広いリビング、絵画のコレクション。しあわせに包まれながら優しく撃沈。