4/14東京→仙台
主催の高橋氏が思いやりの限りを尽くしてくれて入り時間が遅かったため昼前くらいにゆとりの出発。ルロウズチームは朝に特段弱いとかではないのですが、やはり起きてからバタバタしなくてよいのは自然と柔和な顔になります。
天気もバツグン、西方面へ行くのと較べると車窓から見えてくる山の割合が多くて目も幸せ。
東京はここ数日の変則的な天候ですっかり葉桜となってしまったものの仙台はちょうどハイシーズンで満開。今回着ていく服装にわりと迷ったのですが仙台は春物で余裕な感じでした。
会場のShangri-laは階段で4階というロケーションのため瀕死になりながらロードイン。超普通の雑居ビルのため音量制限とか厳しいだろうなと思っていたのですがリハ時に少しローを控えめにするだけで本番は全アクトバッチバチな感じだったことに吃驚しました。
リハ後はPA氏に教えてもらった牛たん「おやま」へ。前回仙台へ来た際はどうもモヤモヤした食事だったのですが今回はリベンジを果たす優しい味で、やはり直接の情報に勝るものはないなと再認識いたしました。舌の皆さんとしっぽの皆さんありがとうございました。
ステージ横が会場の出入り口、兼チルスペース(振る舞い酒ブース)への導線になっていて、チルスペースを経た人たちが次々と陽気になっていくシステムの中開演。この日印象的だったのがジャスティス!!!のひたすら正解、バンド名どおり正義のアッパーチューンを次々演奏していく様子。NETWORKSを招聘してるのも納得のダンスフロア仕様のポストロックといった按配、そして難解さに逃げず真芯をフルスイングしていくフィジカル感にフロアの温度もグッと上がっていたのでルロウズもその流れに混ぜてもらうだけで万事OKという感じでした。
4.14 Shangri-la
1.群盗
2.象を撃つ
3.ユスリカ
4.折鶴
5.楕円のドーナツ
6.あとで
7.バグとデバッグ
8.inferior/superior
E.C.カンダタ
ロングセット、しかもトリでないのにアンコールまで頂きありがとうございました、そして物販も(振る舞い酒と間違えて?)たくさん手に取って頂けました。物販量は経験値的に決めてるのですが初日に欠品が出る盛況ぷり。ありがとうございます。
終演後は打ち上げ場所が確保出来ずそのままお開きに。前回に引き続き秘密のスペースへ伺い某映画監督と宿泊。改めて繋いでくれたwaikiki champions鎌田氏、そして七ツ森高橋氏本当にありがとうございました!
4/15 仙台→酒田
日付が変わる前くらいに宿に着いたのでスッキリ起床。この日も快晴だったのですが高速に乗ったあたりから怪しい雲行きになり、あげく月山道のあたりではタイムスリップした気持ちになるような雪景色に。後で聞くと4月下旬でも吹雪いたりすることがある、夏スキーが出来るようなゾーンのようで、天真爛漫に真冬なうとツイート出来てた我々はラッキーだったのかもしれません。
ルロウズ初酒田。風がとにかく強い街でそれも有名だそう。リハまで少し時間があったため近くのみなと市場で山居倉庫の一升瓶をゲットしたりしていました。
前夜と違い超ムチムチの音響にビックリしつつリハを済ませHOPE代表酒井氏に紹介してもらったラーメン「三日月軒」へ。これも初耳だったのですが酒田はとにかくラーメンが有名で、言われてみれば確かに道中あちこちにラーメン屋さんがありました。東京で流行っている?コンプやマキシマイザーでフル武装されてるようなハイファイなチューニングのラーメンは食べつけない私たちですが、酒田流は昔ながらの中華そば、アゴだし、ワンタンとかがキーワードのナチュラルな…カゼの時お母さんにヴェポラッブを塗ってもらってるような感覚のもの。優しくてハートフルなラーメンの皆さんありがとうございました。
開演。6組出演と長丁場なイベントですが最初からお客さんが集まって、しかも目あてのバンドだけ見て帰るとかせず全アクトしっかり見ている感じがすごく印象的でした。共演で特に心に残ったのはまっくら学芸会。ミュージカルのようにメロディにあわせタイム感が伸び縮みする楽曲とヨーロッパ系変拍子の極みのような譜割り、そしてフワッとしてる全体感と相対してスーパータイトなボトム。またしてもここに乗っかるだけでルロウズは万事OKでした。
4.15 hope
1.象を撃つ
2.ユスリカ
3.衛生的な人
4.楕円のドーナツ
5.inferior/superior
6.バグとデバッグ
E.C.桜桃、梨
この日もアンコール頂きありがとうございました。ギターの弦が切れるトラブルはなんならこのバンド初のような気もするくらい久しぶりでしたが、むしろこのトラブルによって会場の一体感がグッと持ち上がったような感じもあります(すいませんでした)。物販この日も凄く手に取って頂けました。
終演後は会場打ち。翌日松本の移動時間が6時間くらいあったり会場入りも超早かったりするものの一旦それは置いといて祭り。スティーヴ・ムーア、リー・ピアソン、FチョッパーKOGAあたりがパンチラインとなる会話をしたような…してないような…。途中で〆用にラーメンの出前を頼むという流れもお酒が入って機材もあって腰が重くなっている私たちにとって素敵でした。「飛脚」ラーメンの皆さんありがとうございました。
カノト中條氏のアテンドにより秘密の、そして至高の宿へ。
繋いでくれたSTUDIO tissue★boxドン荒川氏、そしてこんな素敵な界隈のご縁を結んでくれた酒井氏、中條氏本当にありがとうございました。
4/16 酒田→松本
元はと言えば地図で流れを決めたツアーだったのでこんなに酒田-松本間が遠いとは思ってませんでした。前夜22時~27時くらいまで呑んでいたものの8時には身体に鞭を打って、そして中條氏らに別れを告げて行動開始。
ルートを詳しくチェックしてなかったのですが下道が結構多くてそれも移動時間が長くなる理由だったようです。風景が単調で飽きますよ、とアドバイスされたのですが特に上信越~長野道のあたりは山なみが美しくいい感じの移動でした。
この日は天候も右肩上がりで回復、松本に着いた時には完璧な気候になっていて街も桜満開、観光客の行き交う賑々しい感じに。会場のgive me little moreは山小屋のような佇まいなのですがハコ鳴りが適度にデッドな感じで印象と違いとてもやりやすい感じ。主催の牧野氏、そして2年ぶり?の水橋氏と会い気分も上々!
夕食には折角の信州ですからということで近くの「女鳥羽そば」へ。タケノコ、わさび菜、そしてお蕎麦。ジョンケージの4’33”が爆音で流れるお店のムードといい、深呼吸が出来る感じで素敵な時間、本当にありがとうございました。
Heeleesは難解になる2歩前で踵を返せる相変わらずのポップマニアぷり。そしてこの日印象的だったのはベアーズマーキン、クールでいて情熱的な演奏と楽曲のビターでスッキリした感じがとても素敵でした。ルロウズは最前列で水橋氏がずっとシンガロングしてくれる心強いサポート感(最後自然と参加)でやりきりました。
4.16 give me little more
1.群盗
2.象を撃つ
3.ユスリカ
4.クレンジング・ミー
5.PARANOID(BLACK SABBATHカバー)
6.楕円のドーナツ
7.あとで
8.バグとデバッグ
9.inferior/superior
E.C.針金の木with水橋謙
アンコールまでありがとうございました、そして持っていった物販も大体完売!
終演後はツアー千秋楽ということもありフルスロットルでお酒祭り開始、初対面のお客さんも交え会場で、そしてイタリアンのお店(店名失念、超酔っ払ってたけどピザにパスタにワインにアンティパストに全て美味しかったです)でアッパーなパーティ。終演が21時頃とヘルシーな時間だったのですが街に繰り出しても殆どのお店が閉まっていたのが非常に印象的でした。
改めて本公演を仕切ってくれた牧野氏、そして影の立役者にしてムードメークと謎メークをしてくれた水橋氏、本当にありがとうございました!
4/17 松本→諏訪→東京
何故かペイチャンネルのガンガンかかってるホテルで起床。二日酔いの気配もなく、極上の天候ということもあり当初真っ直ぐ帰る予定だったものの昨夜お世話になった牧野氏を訪ねて上諏訪PLANETSへ。ルロウズ『CREOLES』含め&recordsのカタログが勢ぞろいしていて圧巻でした。お近くの皆さん宜しくどうぞ!ありがとうございます。
牧野氏に薦めてもらった「そばごころ 小阪」へ。上田氏が激熱のお茶をがっつりこぼされるハプニングがありつつも(特段理由はないけど本件を天罰と命名)繊細で芳醇なお蕎麦の皆さんありがとうございました。
東京への道中BGMで尽力してくれた80's MOVIE HITSの皆さんも本当にありがとうございました。