1/13 東京→大分
今回は行きが大分へ:帰りが長崎からだったため、珍しく往復とも羽田便、しかも往路が通勤ラッシュの時間と被る感じだったため車で羽田まで移動しました。これが身体がとろけるほどラクチンなのに結局経費スーパー切り詰め系のルートと大差ない感じで勉強になりました。高速に乗ってから体感10分で空港に着いちゃうのは逆にバンドのツアーのあの感覚にならないくらい。
半ばネタのように言い続けてますが成田空港第3ターミナルの悲しさ、翻っての羽田空港の多幸感。道行く人々の顔が心なしか優しく見える感じ、刺々しさのない感じ、そして大分便は乗客もさほど多くなかったため、スムースな乗降感…、まさにあっという間の大分空港着でした。
ちょうどこの冬最強の寒波到来、といわれている週末だったため心配していたのですが、少し風が冷たい程度。快晴、海の上にある空港からの見晴らしも最高、レンタカーもコスパ最強クラスのラグジュアリーなセダン。今回のツアーはメンバー全員体調も最高クラスだった上に全体的に各種ストレスが殆どない珍しい内容でしたが、取り急ぎここまで完璧なレベルのもの。
会場入りまで時間があったので寄り道、教えてもらった別府の「甘味茶屋」にて昼食。とり天、だんご汁、やせうまの皆さん本当にありがとうございました。
ずっと海沿いを走る国道の感じ、どこかのんびりした街の佇まい、そんなものを優しい眼差しで眺めながらATHALL着。穏やかにリハを済ませ、穏やかに街へ繰り出して前打ち。そういえばルロウズチームが揃って前打ちをするようになったのはfolk enoughとの2マン以来だなと気づいたのですが、やはり偉大な先輩に無意識化で影響を受けてるなと思いました。
会場付近のタワーレコード、島村楽器が入っているビルが取り壊しになるみたいでヤングたちはどこで需要を満たしていくのか気になりました。きっといくつものドラマや新しい音楽の萌芽がここで生まれたことでしょう、ご苦労様でした。
共演のネネカートの滋味溢れる演奏にα波を出しながら、開演時に合流したもはやルロウズ九州編メンバーのあーみん氏のカメラを感じながら、優しい気持ちをたくさん噛みしめながら集中力の高い演奏を出来ました。
1.13 ATHALL
1.群盗
2.象を撃つ
3.ユスリカ
4.PARANOID(BLACK SABBATHカバー)
5.あとで
6.楕円のドーナツ
7.inferior/superior
8.バグとデバッグ
E.C.桜桃、梨
(超うろ覚え)
河村氏、ご来場頂いた皆さん、そして物販を手に取って頂いた皆さん本当にありがとうございました!
終演後は同会場で打ち上げ。鍋。ネネカート足立氏が驚愕の宴会芸(と呼ぶにはふさわしくない上品なヤツですが)を披露して会場がひとつに。アトホールは会場の上の階に宿泊スペースがあったため移動ゼロ分で睡眠に漕ぎつける最高の場所でした。ほろ酔いで機材のロードアウトや移動をしたりしなくていいの最高。26時頃爽やかに沈没。
1/14 大分→福岡
爽やかに起床し心配だった寒波の感じも全くない快晴…かと思いきや移動を開始した途端お天気雨ならぬお天気吹雪。こういうときにチームのマインドが試される時だと思うのですがルロウズチームが一丸となって出した答えは「福岡へ時間がかかるかもしれない、移動優先だ!」ではなく「めあてのラーメン屋さんが空いてそう、最高!」でした。そんなヨコシマな気持ちでここも河村氏に教えてもらった別府「なべさん」へ。1食目に相応しい、そしてラーメンをあまり食べない私たちも満足のやさしい味でした。ありがとうございました。
以前同じくらいの時期に東京のうみのてが熊本→大分ルートで遭難したっていう話を思い出して少し心配していたものの雪はそのあとはチラつく程度で快適に、むしろ予定より少し早めに福岡着。
吉田氏原尻氏はもちろんfolk enough井上氏、tepPohseen浅田氏、z/nzトーヤ氏、ナンジャカウナム氏をはじめたくさんの人たちと再会出来てなんというかあまり感じたことのないホーム感すら感じられました。福岡ではもはや流浪を冠に出来ないかもしれません。
リハを済ませるとこの日は三々五々開演まで自由行動。
1ケ月ぶりのuteroは共演が1組インフルエンザのためオクムラユウスケ&NOT SPORTSに急遽変更、しかもどれくらい急遽かというとライブ前日に変更だったようですが、これがもう最高でした。10年ごしくらいで大ファンのオクムラユウスケ氏ですがバンド編成も最高。人力のオーバードライブ感、ライブ中のドラマ、狂気を孕んだパフォーマンス、すべて完璧。それにあてられてルロウズも沸点の高い演奏を出来ました。
1.14 utero
1.群盗
2.象を撃つ
3.ユスリカ
4.ネオンライト
5.楕円のドーナツ
6.inferior/superior
7.バグとデバッグ
8.カンダタ
(超うろ覚え)
吉田氏、ご来場頂いた皆さん、そして物販を手に取って頂いた皆さん本当にありがとうございました!
終演後はまたしても出演者殆ど参加の「とり屋台」でしあわせなう状態へ突入。オクムラ氏とは繋がってから長いですが初めてじっくりお話を出来た気がします。ご飯も相変わらず最高でした。ありがとうございました。
吉田邸へ再びお邪魔して沈没。
1/15 福岡→長崎
あーみん氏と合流して昼頃長崎へ出発。ご覧いただく写真のように寒波の直接的な影響は結局私たちの道中ほぼ全くありませんでした。この頃京都方面は大変だったみたいで…、すいません、ありがとうございました。
会場入りまで少し時間があったため平和公園へ。深い気持ちになりつつも「被爆者の家」という名前のお土産屋さんにうっすらハテナマークを抱きつつ会場へとんぼ帰り。
この日の会場のパニックパラダイスは3公演中初めての完全生音空間。アンプのアースがとれておらずビリビリに痺れまくりながらもリハを済ませました。
リハ後は前打ち/夕飯場所を探しつつ街を散策。アーケード街を前情報ゼロで嗅覚のみで店を探すのは楽しいのですがこの日は寒かったので途中で心が折れて目に入った「天天有」で中華…というかちゃんぽん。ありがとうございました。
ライブは久しぶりの共演のノイエサンスーシがいよいよ完璧にアサッテの方向を向いた音楽性(とビジュアル)に進化していて最高でした。RPGのような衣装に身を包んでニューウェーブ/ポップを演奏する感じ、ステージが狭いのに機材と衣装で超段取りが悪くなってる感じ、1曲目で弦切っちゃう感じ…、高めて頂きました、ありがとうございました。
ルロウズもそれらに煽られるように集中力の高い演奏。今回の3デイズはすべて「自然な」感覚の演奏が出来たのが良かったです。自然に盛り上がり、自然に抑えて、自然にセットリストを紡いでいく。
1.15 PANIC PARADICE
1.群盗
2.象を撃つ
3.ユスリカ
4.桜桃、梨
5.inferior/superior
6.楕円のドーナツ
7.針金の木
坪田氏、ご来場頂いた皆さん、そして物販を手に取って頂いた皆さん本当にありがとうございました!終演後は会場でお酒をたくさん奢ってもらいしあわせなう状態に突入、そのあとは出演者みんなで「よこはま」で〆。翌日平日にも関わらずたくさんの人に残っていただきありがとうございました。坪田邸で沈没。
1/16 長崎→東京
この日も超快晴。しかもそんなに無茶な量を飲まなかったため一同気持ちも爽やか。坪田氏に朝食をサーヴして頂き晴れやか。至れり尽くせり、本当にありがとうございました。
坪田邸を昼前に離脱してから色々なプランを練ってたのですが結局残り時間を踏まえて長崎ペンギン水族館へ。世界にいる18種類のペンギンのうち半分の9種類がいる最強の水族館!との触れ込みでしたが5種類くらいしか気づけませんでした。すいませんでした。
とはいえ完全ゼロ距離でウトウトしてる武装解除状態のペンギンさんたちを見ているとこちらも心の鎧を脱いで、なんなら悩み相談でもしたくなるのが不思議なものです。
のんびりしてる方々が大半でしたが中にはプロフェッショナル意識、サービス精神の高い方もいてやはり見た目完璧同じでも個体差ってあるんだな、こういう日々の積み重ねだな、と種族は違えどご教授頂けました。本当にありがとうございました。
抜群の天気のまま長崎空港へ。そしてノーストレスで羽田空港へ。ノーストレスのまま家路へ…、今回のツアーを当たり前に思うと危険、それくらい快適な日々でした。改めて関係各所のおかげです、本当に本当にありがとうございました。
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【CREOLES TOUR EXTRA】実はまだやる予定です、もう少ししたらお知らせ出来ると思いますがまだ行けてなかったあそこへ行く予定。情報もう少々お待ちください。
翻って東京、2/18(土)に久しぶりの新宿motionで今年初の【MITOHO SESSIONS】やります!広島でとにかく最強最高のアクトっぷりを見せつけられたウサギバニーボーイをメインに、東京からも大胆なメンバーチェンジで復活してからいきなりトップギアの活躍を見せている吉田ヨウヘイgroup、そしてDJに壊れかけのテープレコーダーズから小森清貴氏が出演です。今回の裏テーマは「感動」、それぞれ音のベクトルは違えども、音楽がもたらす根源的なそれを味わえるラインナップと自負しております。心で感じて心が動く。ルロウズ予約フォームでもチケットのご用命承っております、是非お早めにどうぞ。
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