20161107

381(CREOLES TOUR①郡山、仙台)

11/4 東京→宇都宮→郡山
tissue boxでのスタジオライブは21:30開演と遅めだったのでゆっくり昼ごろに都内発。ここ数日不安定な天候だったため若干心配していたのですが天気もいいし寒すぎないしなかなか極上な滑り出しでした。ツアーバンドにとって雨は機材の積み降ろしやちょっとした移動など、普段以上に何かと不便なものですので大雨とかまして雪とかだと心の折れ具合が倍以上になってしまいます。

道中でもあったので宇都宮へ寄り道してララスクエア内ヴィレッジヴァンガードへ。都内のヴィレヴァンにはフラれてしまいましたがここでは『CREOLES』全面展開+DVDを流して頂いたり入り口すぐのところでハデに扱って頂いてます。宇都宮近郊の皆様はこちらでどうぞ!担当の方はロンドンパンクふうの純朴な青年で突然の訪問にも関わらず素敵な応対をして頂きました。ありがとうございました。

ヴィレッジヴァンガードララスクエア宇都宮店 @VV64516541

この時点で夕飯時だったため少し行動を悩んだのですが郡山まで移動、結局夕飯は郡山の名店「ローマの太陽」へ。初めて行った時に既に運命の出会いに似たものを感じましたがこの日も最高。ドレッシングからデミグラスソースからいちいち美味しいのですが、特に自家製プリンの旨さよ…これひとつで商売出来るくらい感動的な、でいてシンプルな味わい、インスパイアされた楽曲を作りたく思っております。本当にありがとうございました。

そして郡山studio tissue boxでのライブ。スタジオは強烈にデッドな音響で、どうしてReddTempleやレベルワンエクスカリバーのドラムのタイコものの音があれだけ大きくなったのか、みんな上手いのかが後追いでわかるような環境でした。荒川氏の〽️(いおりてんと読みます)が特に最高、荒川氏のギタリストとしての引き出しの多さとサウンドのキャッチーさに強く共感しました。あと彼らのカンペを写真で大公開しちゃってますが「曲」ってタイトルの曲が最高。
ルロウズはさすがにレコ発ツアー1本目ということで『CREOLES』を中心としたセットを。

11.4郡山studio tissue box
1.群盗
2.象を撃つ
3.ユスリカ
4.楕円のドーナツ
5.PARANOID (black sabbath)
6.inferior/superior
7.バグとデバッグ
E.C.カンダタ
(曲順うろ覚え)

集中力の高い演奏を出来ました。アンコールまで頂きありがとうございました。

終演後はそのまま会場で打ち上げ。出演者は全員いた気がします、荒川氏がとっておきの日本酒を開けてくれたのでたくさん頂きました。大暴れとかドンチャンとかでなくいい感じのグルーヴのまま、しかしいきなり朝5時まで宴。

11/5 郡山→仙台
ルロウズは朝に強い赤倉/上田氏と夜に強い山本氏の組み合わせのため基本的には打ち上げですぐ全員沈没とか一同モロ寝坊とかはあまりありません。朝10時頃ゾンビのように起床。
荒川氏激推しのスタジオ近くの「枡はん」というラーメン屋さんで濃口しょうゆラーメン+半チャーハン。バンドマンあるあるのツアー先ではとにかくラーメン、というのはルロウズチームにはあまりありませんがそれでもここはとても素敵でした。羽毛で撫でられるような優しく深い味わい。ご飯の皆さんありがとうございました。

この日も快晴。しかもむしろここ数日の東京より暖かい気候で全く最高な感じ。さらに道も最高。高速道路やSAから見える紅葉に高揚したり深呼吸できる感じのリラックスした移動でした。

仙台はバンド初。メンバーそれぞれ単位でもそれほど馴染みのある場所ではないため市街地の道の広さや街路樹のコンモリ感の美しさなど新鮮な感じでした。
アレコレ行動する前にWaikiki Champions鎌田氏と再会し秘密の宿へ案内してもらったのですがここがとにかく最高…。実家のような手足伸ばせる感とハイファイ感を併せ持つ、流石は世界各地からツアーバンドを招聘する彼ならではのネットワークの賜物と思いました。
荷解きをした後は野次馬と罵られようが閖上地区へ。大渋滞した五叉路、津波浸水地区のアイコン、更地。

この日の会場は北目町B2スタジオ。前日郡山で共演したinochiのメンバーに入り口わかりづらいですよ、と言われた想像以上の難易度。レジスタンスがアジトに使っている秘密基地のような入り口の延々続く螺旋階段には、ただし日常/非日常を切り替える心のスイッチを入れるのに必要な距離なのかもしれません。Cスタジオでの演奏はとても狭かったためお客さんに気を遣いチビチビしか見られなかったのですが室井氏のSkive offが見た時間帯によって意見が変わるくらい色々やっていたようで総合すると「クラッシュのカバーをやっていた」「ストリートファイター2の思い出を語っていた」「ラップをしていた」「R.E.M.のカバーをしていた」と結局どうだったのかわからず。。
この日はバキっとした曲を中心にしたセット。

11.5仙台B2STUDIO
1.象を撃つ
2.ユスリカ
3.楕円のドーナツ
4.衛生的な人
5.inferior/superior
6.バグとデバッグ

バタバタしつつも集中力の高い演奏を出来た気がします。ありがとうございました。
主催のWaikiki Championsは会場の酒量もピークを迎えパーティ感多幸感溢れるショウに。強烈なキャラクタを持ったサックスの人を加えたホームでの演奏はさすがの一言でした。

終演後はこの日いた演者、オーディエンス殆どいたのではという規模の打ち上げ。ビールと紹興酒を一生呑み続けるミニマルテクノな宴でした。写真はお酒を飲んで幸せわずの人。
酒量自体は多かったものの3時頃にわりとヘルシーに就寝。

11/6 仙台→双葉町→小岩
天国のような宿でフル充電をしたため朝も爽やか。
この日はまずメディアテークでカルチャーを感じつつ鎌田氏にオススメしてもらったレコ屋、ヴォリュームワンヴァージョンへ。買い物+『CREOLES』取扱していただくことになりました。突然の訪問にも関わらず親切に応対して頂き三浦さん本当にありがとうございます!仙台の皆さんへ、『CREOLES』はヴォリュームワンヴァージョンでどうぞ。
レコードもCDも本も素敵な品揃えのお店、山本氏はブラジルものを、赤倉氏はカリブ海強化期間につきジミークリフを。

仙台ヴォリュームワンヴァージョン @sendaivol1

昼食には近くの老舗牛タン店で食事(この文章の感じで内容は察して頂ければ)。ありがとうございました。

そしてこの日のハイライト、野次馬と罵られようが南相馬~浪江町~双葉町~大熊町と国道6号線を南下して東京へ戻ることに。南相馬鹿島PAにあった滞在時間と予想被爆量の看板、浪江町あたりからの帰宅困難区域に入った途端に増えるパトカー、「ここより2輪車通行禁止」の看板、立ち入り禁止の道に張り付く警官、6号線に面した住宅街を全て遮断するバリケード。窓ガラスの割れた住宅や商店、紅葉した樹々。

。。。

そのまま黙るように都内へ、といいたいところだったのですがこの日はどうやら人によっては連休最終日だったようで夕方の常磐道は凶悪な渋滞。グッタリしながらも小岩bushbashへ寄って『CREOLES』を納品。小岩の皆さん、『CREOLES』のお求めはbushbashでどうぞ!思い切りライブ中だったため写真は撮れずでしたが柿沼さん、いつもありがとうございます。

小岩bushbash http://bushbash.org/

折角小岩へ寄ったのでカシミールのカレーで〆。素敵なご飯ありがとうございました。