6/12
先月の九州ツアーの際は超早朝発深夜戻りという燃費の悪いフライトの時間帯でしたが今回は往復ともにヘルシーな時間帯。9時集合だと気持ちに余裕が生まれるし顔つきも穏やかになるのでいいものです。新千歳空港からドアツードアで1時間半で札幌主要ライブハウスに到着出来るチームルロウズの面目躍如。
梅雨入りしたばかりの東京を避けるように北海道へ来たものの戻り日以外今回天候にはあまり恵まれず。ただ気温が東京の3月くらいの感じで、新千歳空港から外へ出たときの「…おお~」という気持ちはやはりいつだって格別です。
ドアツードアで1.5時間、といいつつよさこい祭りの余波を食らい少しだけ遅刻。サウンドクルーに次々と友達の(そして3日間断続的に再会し続ける)顔が集まってきます。リハを済ませ新物販のTシャツに(写真参照、いい出来です!)テンションをあげつつ外でご飯。ライブ会場ヨコにあるマーシュ亭という洋食のお店に前回感動したのですが日曜は生憎お休み、ということで1食目は食べる前と食べた後に気持ちの動きが何も発生しない味の某店のラーメン。小麦にも煮干しスープにも、おそらく店主にも非はないはずですが、すいませんでした。でもカロリーと幾ばくかの栄養素ありがとうございました。
風が強く体感気温がかなり寒く感じられるのに加えメガネ2名が体調を崩し気味のため寄り道はせずライブハウスへ。
6.12 SOUND CRUE
1.群盗
2.象を撃つ
3.ユスリカ
4.楕円のドーナツ
5.桜桃、梨
6.バグとデバッグ
札幌3デイズでこの日だけレギュラートリオ編成、ということで新曲を中心に演奏。集中して演奏出来ました。新Tシャツはじめ物販をたくさん手にとって頂けて嬉しい限り!
共演では佐藤玲央さんのナイーヴでピュアなベース弾き語りがルロウズ一同心に突き刺さりました。物販のCDR「堕胎」が1枚残らず割れてたのも最高でした。
またルロウズのライブ前くらいのタイミングでケビンと合流。本来6/11,12昼と先にジャズライブが決まっていたケビンがルロウズも一緒に行きませんか、と誘ってもらい実現した今回のライブなのですがジャズライブが中止になったらしくケビンは前乗りして作曲するだけの人となっていたそうです。またairbnbで抑えた宿で深夜男性にドアをドンドンされ続けた(ドンドンコーリング)トラウマティックな夜を過ごしたりしていたり、それにより体調崩したりしたらしく既に色々仕上がってました。
お招き頂いたサウンドクルー菊地氏や共演のMy Blueberry Nightsの皆さん、また3ケ月ぶりに再会したcolor chordの面々と談笑しつつ、大荷物や体調もあるので日付変わるタイミングでベースキャンプへ帰還。
6/13
前夜無茶をしなかったため(札幌の父や兄と合流しなかったため)十分な睡眠をとってケビンと合流しランチ、至高の名店KAZUへ。いつも行列の出来る店のためオープンを狙っていったのですがこの日は特に混雑することもなく、味にうるさいケビン含め全員納得のご飯を頂きました。ありがとうございました。
その足で札幌の兄、江河氏のお店NAVYOへ。何気に久しぶりの再会となった兄と情報交換や買い物、そして後ほど飲む約束をしてスピリチュアルラウンジへ。
レパートリー増やしたのに4人編成でのリハに少ししか入れなかったこともありしっかりとサウンドチェック。88鍵エレピとノードエレクトロを小室氏ふうのV字型に配置したためステージと楽屋を往来出来ない感じになりましたが音もいい感じ。
リハを済ませると兄と再合流しスピリチュアルラウンジ横のまねき屋で乾杯。非常にアットホームなお店でケビンが店主に串揚げメイン食材たちの英語を教える、ケビンの発音が良すぎて聴き間違えたまま店主覚えるの素敵なループ。
どうやらこの寒さは札幌の皆さんにしても若干例外的なものらしく出演者でも体調を崩してゴホゴホしている人たちがかなり多く、その意味では2メガネ1シアトルも郷に入って郷に従う正解なスタイル。
6.13 spiritual lounge
1.クレンジング・ミー
2.グルー、グルー
3.あとで
4.図書館
5.衛生的な人
6.inferior/superior
7.スケルツォ・ミオクロニア
E.C.手のリレー
トリオ編成だとクローズアップされるのが楽曲の骨格や無音の美学、リズムなどの要素なのですがカルテット編成だとコード感や色味、ロマンチックな要素を強く出せる。どっちが優れてるというわけではないのですがその場の閃きをスピーディに反映させられるという点ではトリオが、思う存分絵の具を重ねるように足し算を出来るという点ではカルテットが素晴らしいです。その意味で両編成を見てもらえるのは過不足なくルロウズというバンドを見てもらえることなので今回の機会はとても嬉しいです。集中して演奏。これまで札幌ではあんまり振るわなかった物販もたくさん手にとって頂けて光栄です。
共演では初札幌公演時より共演を続けていた喃語が「最近ちゃんとやってる」の言葉通りボトムがしっかりしていてキャッチーに聞こえてました。
終演後は兄も合流しライブハウス打ち上げからのだるま、でジンギスカン。喃語あかね氏やルロウズチームを覚えていてくれた店員さんとも色々お話しが出来て、そして案の定胃もたれもして良き夜でした。午前4時頃沈没。
6/14
ゆうべのライブで音響の感じやバンドのアンサンブルにも問題がなかったので時間を作ってもらっていたサウンドチェックをナシにして、そして体調崩し気味なのに深くまで飲んだくせにイソイソと朝早く起きて札幌の定番SAVOYでスープカレー。たださすがに前夜のラム祭りの余韻があるため各人野菜メインのやさしいスープカレーをチョイスしていました。
突然観光モードになった一同は余市のウイスキー工場を目指してドライブ、したものの天気がどんどん悪くなっていき道中で心が折れたため途中の小樽でおたる水族館へ。イルカショー、アザラシショー、セイウチショーを雨に濡れながら知恵熱が出るレベルで本気で見て疲労困憊しました。
アザラシがエサに雁字搦めにされて一生懸命滑り台のスロープを登っている様子が人間社会の縮図に思えて悲しくなったりもしました。
olololopミズカミ氏、高島氏、ぐっち氏、それから7月に共演するHAPPENING STYLE高橋氏とも会ったりしつつライブ。共演のnessieはジャズとオルタナとJPOPの鬼っ子という感じの、無所属という原義的な意味でのノーウェーブで以前より注目していましたがこの日はとりわけ最高。そして徹底的に不条理。精密にデザインされたアボイド音の配置など、何を聴いてあのアウトプットに行きつくのか全く不明でひたすら孤高な感じはルロウズや【MITOHO SESSIONS】に注目してくれる方には是非ライブを見るのをオススメします。
6.14 spiritual lounge
1.グルー、グルー
2.訪れを
3.クレンジング・ミー
4.あとで
5.衛生的な人
6.inferior/superior
7.スケルツォ・ミオクロニア
8.針金の木
E.C.手のリレー
この日も集中して演奏出来ました。というより最近は最終的なクオリティはともかくモヤモヤするようなやり切れていないライブはない気がします。物販もたくさん手に取って頂けて光栄です。
終演後は満を持して札幌の父、河合氏と再会。前夜札幌の兄より仕入れていた札幌の父情報の裏ドリをしたり音楽の話をしたり。結局ライブハウス打ち上げから新保氏も巻き込み、WALTZへ店を変え朝5時までじっくり。WALTZで伝説の油そばやいちいちおいしい食べ物とともに焼酎。やはり札幌の父(河合氏)、兄(江河氏)、オジキ(新保氏)この3人と酒酌み交わさないと北海道に来たという実感がわかないんだなと思いました。最高!と思いつつ泥酔して沈没。
6/15
一同ゾンビのような気持ちで起床しつつも北海道滞在初の快晴ということもあり重い身体を引きずるようにずっと気になっていたオリゾンテでランチ。2日酔いだし特に何も食べたくないけど強いて言えばパスタ、とリクエストしたケビンの意思を汲んでパスタのお店に行ったのにピザをムシャムシャ食べてました。ピザ美味しかったそうです。イタリアンありがとうございました。
ケビンはこのあと旭川へ行くとの事で別れ、2メガネ1ヒゲは新千歳空港へ。伝説の空港打ちをするほどの時間もなく、また2メガネ1シアトルの、そして先日までの会場が全体的に崩していた体調がヒゲに後ノリで伝播した模様で赤倉氏がグッタリしたまま都内着。皆様お疲れ様でした。
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