20220101

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LOOLOWNINGEN AND THE FAR EAST IDIOTS
"PAREIDOLIAS" US TOUR 2022 SPRING

3.4 TRANSPLANTS BREWING, Palmdale, CA
3.5 THE DEPARTMENT, San Diego, CA
3.6 GROUNDWORKS, Tucson, AZ
3.7 MONA, El Paso, TX
3.8 JANDROS, San Antonio, TX
3.9 HOP SHOP, Harlingen, TX
3.10 WONDER LOUNGE, Laredo, TX
3.11 KICKBUTT COFFEE**, Austin, TX
3.12 TBA, TX
3.13 TBA, TX
3.14 TBA, Amarillo, TX
3.15 EL REY THEATER, Albuquerque, NM
3.17 THE CORRAL, Boise, ID
3.18 McCOY'S TAVERN, Olympia, WA
3.19 CAFE RACER, Seattle, WA
3.20 TURN TURN TURN, Portland, OR
3.21 LOCAL 31 PUB, Ashland, OR
3.22 SIREN'S SONGS TAVERN, Eureka, CA
3.23 THE GOLDEN BULL BAR, Oakland, CA
3.24 CREST THEATER, Sacramento, CA
3.25 THE ELBOW ROOM, Sparks, NV
3.26 PRIVATE PARTY, Las Vegas, NV
3.27 CONTINENTAL ROOM, Fullerton, CA
3.28 ZEBULON, Los Angeles, CA

We're excited to announce that LOOLOWNINGEN go back touring on US again this March, with our latest album "PAREIDOLIAS". Thanks to DEAF TOUCH RECORDS, CODA FIN TOURING/BOOKING (in Texas area), and a lot of friends who helped/helps/will help us, we'll have 25 shows during 30days. This time we play with Hidenori Noguchi (MUSQIS) as a drummer, really hope to see you soon.

2020年のリベンジ!再度ルロウズUSツアー行きます。DEAF TOUCH RECORDSやテキサスについてはCODA FIN TOURING/BOOKINGの助力を仰ぎ、ていうか全公演色んな人たちの助力を仰ぎ、なんなら本ツアー自体国家とか情勢とか幸運とか見えない力的なものへの助力も絶対仰ぐことになりながらの25公演。今回はドラムに野口英律(MUSQIS)を迎えた編成で臨みます。これに関連して色んなプロジェクトを並走させているのですが、それらはもっと見通しが立ち次第随時お知らせいたします。

20211225

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『MITOHOS III : A GUIDE TO JAPANESE GALAPAGOSIZED MUSIC』
DEAF TOUCH RECORDS (DT-006)
2021.12.25 RELEASE ON BANDCAMP

1. MOTHERCOAT feat. umiuma / TOKINOHAJIMARI
2. PANICSMILE / Ride On Time
3. 2UP / GONG
4. THE ACT WE ACT / 歩き方 (How To Walk) feat. Campanella
5. nayuta / bandage
6. LOOLOWNINGEN & THE FAR EAST IDIOTS / MOTARE
7. ネネカート (nenecart) / Palm
8. MUSIC FROM THE MARS / カリカチュア (CARICATURE (CIRCLE SOUNDS LIVE REC ver.))
9. elephant / Ogdred's Shoes
10. Discharming Man / バス停3(Busstop 3)
11. スーパーノア (Supernoah) / Mirage
12. H Mountains / なっちゃん (Nacchan)
13. the circus / 土曜日のならず者 (Exile On Saturday Night)
14. salsa / yacchaou
15. Rebel One Excalibur / battle sable
16. Mul-Let-Ct2 / 072021
17 TOKIMEKI☆JAMBOJAMBO / PARASUMMER CARNIVAL
18. 藤井邦博 (Kunihiro Fujii) / 睡蓮 (Suiren)

Mastered by Kentaro Nagata (elect-low, Frasco)


日本全国のオルタナティブたちの現在進行形を紡ぐコンピレーション『MITOHOS』、
過去2回はBandcampのトレンド入りも果たしたほどの注目度と完成度を誇る、
シリーズの最新作も予想の上空をベリーロールで飛び越える18篇のサウンドをお届け。

埼玉のMOTHERCOATと仙台のumiumaのコラボレーションで響く、曰く”令和歌謡”をオープナーに、長いキャリアで今回が初音源(!)となる大分のnenecart、そしてフィナーレ、小倉の藤井邦博まで駆け抜ける、新進気鋭からベテランまで、2021年の暮れに多彩な音楽が未踏峰を縦断いたします。リリースは今絶好調、ロサンゼルスのDEAF TOUCH RECORDSから。

フリーDLも可!よければレーベルやアーティストへのサポートもお願いいたします。

20211218

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12/17 幡ヶ谷

『CREOLES』リリース時に下北沢ERAでワンマンをやったときには声を飛ばしていた不本意な状態で臨んで、もちろんその時出来た最善は尽くしたものの、それ以降もライブハウスとスタジオで合計18時間やった伝説の【MITOHO SESSIONS】でも体調地獄ほど崩していたりと、冬に自分でセッティングした節目の大事な企画で自分が事故る、という事が何度かあったので、今回まずは起きた時に120%の体調だったことにほっとしました。これで余計な事を考えずに演奏に没頭出来る。失敗したとしても(ダメだけど)きちんと反省/学習出来る…!

そもそも春先に野口英律(dr)に声をかけて一緒にやるようになった目的の一個としてこうしたイベントは考えていました(もう一個の目的はUSツアー)。多面的な(浮気性な、飽き性な、と言い換えるべきかもしれない)ルロウズのサウンドをわかりやすく人を変えて演奏すること。ロックバンドとしての矜持を高く持ちつつ、変化に恐れずに飛び込むマインド。
言うは易しですが、さて実際に野口くんを交えて入り組んだ(自分では平易で明快で必然的なアレンジと思ってますが…)楽曲を①覚えてもらい②山本淳平アレンジと差別化を図るため抜本的なリアレンジを施し③グルーヴ/肉体化させる、というミッションを多くはないリハーサルで徹底的に訓練しました。野口くんの長所を捉えたアレンジメントを考える途上で、ドラムセットの点数は少ない方がモテる(+ツアーでロードイン/アウトが楽)、という謎理論の押し付けにより彼がMUSQISで演奏するときの1/2以下、ミニマルなセットになりました。

当初はもう一個ビジョンがあって、ドラム2台を並べて①野口ルロウズ→最後で山本加わり最新曲「もたれ」を演奏→②シームレスな感じで山本ルロウズスタート、みたいな事をやりたかったのですが、時間と他レパートリーの精度向上のためにそれは今後のお楽しみとなりました。

 *

DJ畠山KJのサウンドチェック時にもうお客さんが見えたので、そのままローリングスタート。ニューウェーブ/変なパンクに強い印象があるのですが「家で聴きたくなる気持ちになる事がない音楽をみんなと一緒に大きな音で」が彼の選盤基準らしいです。

先攻は野口ルロウズ。直線的で、シュールで、海外のバンドみたいな雰囲気を意識したアレンジメントを施しました。長尺のセットなのでいつも以上に自然体で臨みましたが、バンドの音にちゃんと自分で興奮出来て、個人的なハイライトは「Q.E.D.」って曲だったんですが会心の演奏が出来たような…。歌詞をど忘れしたのとかは愛嬌、ではだめですよね。すいません。野口くんに歌詞を教えてもらうという誰のバンドかわからない感じになりました。

12/17 LOOLOWNINGEN 1st set
1.鋏のあと
2.睡蓮
3.It's (not) Gonna Happen
4.演じるサイン
5.カンダタ
6.バグとデバッグ
7.楕円のドーナツ
8.The Great Journey (KIRINJIカバー)
9.MOB
10.Q.E.D.

2セット演奏、ていうのが人生初の経験で、転換のDJ中にお酒を入れちゃうのは危険だし、話し相手もいないし、スイッチ切ると戻せなそうだし、みたいなので主役のはずなのになぜか居場所をなくしてしまい、やや巻き気味で2ndセットをはじめさせてもらいました。ジャズの人たちはあの時間をどうやって過ごしてるんだろう…。普段から5時間のリハとかをやっているので所謂休憩とかは1時間程度の演奏では必要には感じないんですが、お客さんは大変でしたよね。。

後攻は山本ルロウズ。曲線的で、装飾的で、ディシプリンの効いたサウンドを心がけました。演奏のアプローチやドラムセットの点数もそうなのですが、マイキングに関しても野口セットはキックに1個だけ、に対して山本セットはフルマイキングで臨んでみたのですがサウンドはどうでしたでしょうか。ほぼライブではやらない「クーデター」でぬめっとはじまり、じょじょにアメーバのようだったビートの解像度が上がっていく、みたいなイメージでセットリストを組みました。同様にほぼライブではやらない「他人の夢」や新曲「リングワンデルング」もつつがなく披露出来ました。

12/17 LOOLOWNINGEN 2nd set
1.クーデター
2.ポラリス
3.DOPPELGÄNGER
4.コンコルド
5.御盾
6.他人の夢
7.あとで
8.未明のパレード
9.ネオンライト
10.桜桃、梨〜Hey Jude
11.リングワンデルング(新曲)
12.象を撃つ
13.ユスリカ
14.inferior/superior ~ 愛は勝つ
15.クレンジング・ミー

終演後はやり遂げた達成感と解放感、そしてお酒を飲んだり、来てくれた人たちといろいろ話せる、と準備はいろいろ大変だったけど、とにかくやってよかったと思いました。浜松(!)や山口(!!)からもご来場があって、あとは『PAREIDOLIAS』参加のケビンとメーテルも来てくれて、やはり私はライブに生かされているなあとつくづく思いました。半ば意識的ではあったのですが多幸感からお財布の口がこの辺でいよいよバカになって、お酒をごちそうするマシーンに成り果てた挙句、打ち上げで行った「東京ロージー」まで合わせて酒だけで25000円を消失しましたが後悔はありません。いまのところは。。

20211215

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12/17(金)幡ヶ谷FORESTLIMIT
【MITOHO SESSIONS】
『PAREIDOLIAS』RELEASE PARTY

act: LOOLOWNINGEN AND THE FAR EAST IDIOTS
(赤倉滋gt山本淳平dr上田睦ba野口英律dr)

DJ: HATAKEYAMA KJ

open/start 18:30
charge 2000+D


18:30 DJ HATAKEYAMA KJ
19:00 LOOLOWNINGEN (野口英律dr)
19:50 DJ HATAKEYAMA KJ
20:10 LOOLOWNINGEN (山本淳平dr)
21:30 DJ HATAKEYAMA KJ


さあルロウズワンマンいよいよ開催!リリースパーティではありますが、『PAREIDOLIAS』のみならず、広くいまのルロウズのモードを表現する一夜です。初となる2set制で演奏しますが、1stセットはドラムに野口英律(MUSQIS)を迎えワイルドに、2ndセットはレギュラーメンバーの山本淳平でエレガントにお届け。当然曲被り無し、新曲あり、完全人力演奏、野口英律編成は都内初、で25曲を駆け抜けます。
アンコールは無し!なぜなら終盤にはオーディエンス含めて全員疲れてるだろうから…、今年は定例イベント【MITOHO SESSIONS】を開催出来なかったので、ワンマンという形ではありますが、是非この機会におなかいっぱいルロウズをご堪能くださいませ。

野口ルロウズはこのイベントに向け訓練を重ねレパートリーを拡充しました。サポートメンバーという位置付けながらリアレンジにも積極的に参加してもらっていて、アシッドな異形パンクサウンドが出来あがりました。山本ルロウズは別のレコーディングなども挟みつつ屈指の難易度の新曲(12/15時点で精度80%)を作りまして、さらにライブでほぼやったことのない曲なども新旧含め仕込みました。DJ畠山KJは奇特なロックのレコードを回す術に長けています、つまりは魔法の夜が約束されているというわけです。

チケット予約引き続き承っております。下記フォーマットにご記入いただきポン!で終了。みなさまよろしくどうぞ!

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20211210

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12/17幡ヶ谷FORESTLIMIT【MITOHO SESSIONS】ワンマン開催まであと1週間!今回はルロウズ3rdアルバム『PAREIDOLIAS』参加ミュージシャンの? meytélについて書きたく思っています。

活動を続けていると音楽を通して面白い人、変な人、凄い人、などなど色々と出会ってきましたが、? meytélはまあまあぶっちぎりで掛け値なしの天才と思います。天才っていう表現が合っているかわからないけど、尺度やセンス、感性の物差しがそもそも違うというか、彼女の手がける音楽や絵画、言葉、全ての表現物には新たな視点や気づきがある。ある意味アートの本懐と思います。

作品やステージだけでなくオフでも地上10cmを浮遊しているような(わりと長い付き合いだけど未だに生活臭を1ミリも感じない)彼女ですが、そういえばどういう形で知り合ったんだっけ…、完璧に忘れました。忘れたし、それを過去の記録とかで振り返るのも無粋なような気がするので敢えて調べませんが、いずれにせよ何故か仲良くなって今に至っています。ルロウズのどこを気に入ってくれてるのかわかりませんが(あるいはそもそも好き嫌いとかの尺度で参加してくれてるのではないかもしれない。もう何もわからない)、レコーディングやライブで、そしてMITOHO SESSIONSでDJなどで参加してくれています。

アネクメーネのように敢えて即物的な表現を貫いた作品もありますが、『CREOLES』収録の「リボン(Ribbon)」での表現のように、ロマンチックでミステリアスな靄のようなもの、そうしたものに堪らなく惹かれるので、? meytélのアプローチや声質は大好きです。透明な感じにもスモーキーな感じにも行き来できる。『PAREIDSOLIAS』では「他人の夢(As Others Dream You)」、「種を蒔く(Seeding)」でそういう必須のレイヤー感を出していただきました。

自分本位な気持ちで有名になりたいなって思うのは良くも悪くもなくなりましたが、こうして最高の友達を広く紹介するためのブランド力というか影響力が欲しいなとは常々思います。

20211206

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ルロウズ3rdアルバム『PAREIDOLIAS』発売から1ヶ月あまり。収録曲の中で一際異彩を放つサウンド、「君はスター (You Are The Star)」は聞いて頂けましたか。クロスリズムをスパイスにしつつもあくまで王道な律動と旋律を持つ楽曲でボーカルを取るMasami Takashima氏の紹介を今回の記事にします。よければ過去の『MITOHOS』のインタビュー記事もご覧頂ければ何よりです。


MASAMI  TAKASHIMA :

音楽家

90年代より作詞作曲・バンド活動をスタート、 miu mau (2006年〜)のシンセベーシスト・ボーカリスト。2004年よりcoet cocoehとしてソロワークを開始。2016年・ソロとしては4作目となるアルバム「FAKE NIGHT」を現名義に改めリリース。2017年、miu mauのセカンドアルバム「Drawing (VYBE MUSIC)」発表を経て、2018年、これまでと同様にトラックメイク・ミックスを手がけたオルタナティブR&Bにも通じる最新シングル「10月」をデジタル配信。2019年にはMineo Kawasaki(Drums:cowbells)とのデュオ編成で自身のトラックを人力演奏で再現したライブを収録したライブアルバムをリリース。ソロ、バンドでのリリース、楽曲制作、客演など作品多数。最新作はエマーソン北村とコラボレーションした両A面シングル「夏の片隅で/夜が明けたら」。熊本県うまれ。熊本を拠点に活動していたネルソングレート(exそれでよかったのか?)は2005年に活動休止。

https://twin-ships.com/masamitakashima/




2008年、私の前のバンドと同じレーベルからリリースしていたmiu mauでしたが共演したのは東京下北沢でCARのイアンマーティン主催のイベント。その時は互いの演奏のことはそこまで記憶になくて、当時共演とあまり仲良くしないのがクール(けど人恋しい)という痛い思想の持ち主だった私は、打ち上げの時に席が不足してたのですぐ帰った(けど人恋しかった)のを何故か鮮明に覚えてます。何故か何なら居酒屋の間取りまで覚えてる気がする。以来バンド単位での交流はそれほどありませんでしたが、オクムラユウスケバンドなどでドラムみわこ氏と福岡/東京で会ったり、百蚊でギター梶原氏と福岡/東京で会ったりとか、むしろTakashimaさんとは高松TOONICEで演奏するときにちらっとお会いしたくらいで、あまり直接的なご縁がなかったほうかもしれません。それでもそれぞれで3人と会うときやはり私としては無意識にmiu mauの、という冠がつくし、やはり今回のコラボレーションは『MITOHOS』ですね。

そもそも「君はスター」のデモはずっと前から気に入っていて温めていて、ただロマンチックすぎて私が歌うのは何か違うなあ、とずっと思ってて引き続きコトコト温めていたのですが、Takashimaさんの声の力で漸く完結しました。東京高松の遠隔でやりとりをしていたのですが、コーラスパートのアレンジも仔細に提案してくれて、主体的に参加して頂けた嬉しさと共に、きちんとしたクオリティのものにしたい、という責任感を感じました。miu mauのイメージとTakashimaさんのイメージは被るのですが凛としていて、でいて浮遊している感じ、さらに今回のボーカリゼイションはより生命力や煌めきのある感じがあって、ミックス時に非常に楽しかったです。スーパーカー「LUCKY」オマージュの私のギターソロ、それからケビンのアウトロでのカリンバもそうですが主役のボーカルが何より最高…!『CREOLES』収録の「リボン」での? meytélのボーカルの時もそうでしたが、ゲストボーカルを入れて自作曲をやるとより楽曲を俯瞰で見渡せるし、脳汁も出るし、バンドとしてのスタンス含めて凄く可能性ややり甲斐を感じたので、今後もっと拡大した発想のものをやりたいなと思いました。

改めてTakashimaさん本当にありがとう…、状況を見つつライブで一緒にこの曲をやりたいですね!

20211201

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もう12月!2021年もあと僅かです。そして年の瀬といえば12/17(金)幡ヶ谷FORESTLIMITで開催される【MITOHO SESSIONS】ルロウズワンマンももうすぐ。さらには先立ってリリースした『PAREIDOLIAS』発売からも1ヶ月。ということで、アルバムに参加してくれたミュージシャンについて色々書いていきたく思います。今回はピアニスト、Kevin McHugh!

1982年アメリカ合衆国ワシントン州シアトル生まれ。ピアニスト・アコーディオン奏者。アメリカ合衆国で最も古い歴史をもつ音楽学校、オバーリン音楽院と、ドイツのベルリン工科大学でジャズピアノとドイツ語を学ぶ。2006年にトマス・J・ワトソン研究奨学金を獲得し、一年間に渡り5カ国で即興音楽の研究をした。

2011年、国際交流基金からの助成を受け、東日本大震災復興支援のための演劇および短編映画作品に楽曲を提供。また、最近では、日米の音楽家を結びつけるプロジェクトSeattle Meets Tokyo: Modern Jazz Connectionsの主宰者として、2015年のSeattle4Culture賞を受賞した。

東京在住9年目の現在も、マキューは多種多様なジャンルに渡って音楽活動を続けている。プロのジャズピアニストとして東京の著名なジャズクラブやホテルで演奏をしているだけでなく、アコーディオン奏者としての活動や、即興演劇の劇伴やクラシック、ロック等の演奏もする。また、NHKのテレビ番組「SONGS」やCASIO、ヤマハの鍵盤楽器のプロモーション映像への出演、S2Sジャパンを始めとするレーベルや様々なバンドのレコーディングに、バンドマスター・作曲家・編曲家として携わっている。

https://kevinfmchugh.squarespace.com/japanese

ケビンとの出会いはたぶん15年くらい前。当時はMyspaceで新しい音楽をディグるのがかっこよいとされていた頃(主に私の半径500mくらいで)、どうやって私を見つけたのかわかりませんが、日本に行くから遊びましょ的な内容のメッセージを急に寄越してきて、なんとなく珍しくて気になった、のと当時彼が参加していたCapillary Actionというバンドが凄すぎて、じゃあ遊ぼう、と在りし日の深夜の新宿JAMのモニターでドラえもんを一緒に見た記憶があります。なんでそうなったのか経緯はまったく覚えていないけど…。
そこから彼のビザ取得を手伝ったりとか、一緒にパーティしたりとか、スラングを教えあったりとか、基本は音楽が介在しない友達みたいな感じで付き合いがずっと続き、結果ルロウズというプロジェクトが立ち上がった時の初代メンバーになってもらいました。初代ベースのひろみ氏がバンドを去った直後のキャンセルしきれなかった京都公演ではギターキーボードドラムの3人で7割アドリブのライブをしたのも懐かしいです。途中でメンバーからは離れてしまいましたが、以降も疎遠になることなく節々で録音に参加してもらったりしています。

ケビンはジャズ、即興も素晴らしいですがバンドものも出色です。山本淳平も参加するnouon、いまはやってないようですがエレクトロジャズpolylis、ビッグバンドnariiki、どれもエレガントでなんていうか根っこが上品!ルロウズの過去曲でも「手のリレー」「あとで」「リボン」このあたりはアレンジに彼の名前をクレジットする必要があるでしょう。

本作は「他人の夢」、「種を蒔く」、「君はスター」、そして「黄金の土」の4曲でピアノ、エレピ、オルガン、メロトロン、カリンバ、ストリングスなどなど多様なサウンドで参加してくれています。特に録音時印象的だったのは「他人の夢」
歌詞もそうなんですがこの曲はかなり映像的なイメージを重視した曲で、パパパコーラスからの長いCM7の後奏の通り雨が地面を叩く様子、それらで煙る絵本の夜の町がどんどん引きの映像になっていく感じ、これを伝えたところ見事にアドリブのピアノ(とアトモスフェリックなオルガン)で神々しいムードにしてくれました。2テイクとったかとってないかくらい。面目躍如というか、この曲はドラムとピアノの演奏がとにかく素晴らしいと思ってます。

会うたびに新しいプロジェクトの着手をしている彼、まだオフレコかもなので詳しくは書きませんが直近やってることも超面白そうでした。
いちばん最初に見に行ったライブは地元シアトルでスマパンだったという事で、ジャズ界隈ばかりで彼の名が轟くのは勿体ない…ルロウズをフォローしてくれている方は是非彼の芳醇な音の世界にアプローチしてみてほしいです。