20190914

627

吉祥寺公演終了!ご来場頂いた皆さん本当にありがとうございました。LOOLOWNINGEN KOVITO ENSEMBLEという名義で演奏したレパートリーでしたが、内部的な達成感はありました。あとは皆さんに楽しんで頂けたとしたら何よりでした(結果は不明)。

Uちゃんの叩き語りに上田氏が飛び入り参加させて頂きました。素敵な機会を頂き本当にありがとうございました。

9月はこれでライブは終了。ルロウズは現在レコーディングを進めてます。もちろん同じメンバーだし連続性は多少あると思いますし、完全リアレンジながら再録曲もあるのですが、録音物に対するマインドとアプローチが完全に根本から変わったので、これまでも気にしてくれた人はそのストーリーと成果を。最近知った人は純粋に音を。軽快に楽しんで頂きたく思ってます。さらにその次の作品のイメージもあるのでギアをあげていきたいものです。

10月のルロウズはたくさんライブあり〼

10/4(金)神楽坂カグラネ
【ライブはマッサージである#10】
■LOOLOWNINGEN&THE FAR EAST IDIOTS
■Kiyasu Orchestra
■MUDDY WORLD
DJ:坂田律子
start 7PM
2500JPY+D
https://kagurane.com/

まずは神楽坂でロングセット!都内では久しぶりのレギュラーセット、間に合えば最新曲含め最新のルロウズを満喫して頂きます。

10/12(土)福岡UTERO
【MUSIC UNFAIR】
◾︎LOOLOWNINGEN&THE FAR EAST IDIOTS
◾︎HEX(Denmark)
◾︎KELP
◾︎酩酊回路
◾︎antennaaa…
◾︎カガセヲ
open/start 18:00/18:30
¥2000(+D)
http://utero.jp/

久しぶりの福岡公演、初めて陸路で行くのでフル機材で行けます!嬉しい…。エクスペリメンタルな共演陣の中のオーセンティックなロックンロール的ポジションで私たち演奏いたします。

10/13(日)熊本NAVARO
【Art Blakey Fes 2019】
■LOOLOWNINGEN & THE FAR EAST IDIOTS (東京)
■mmm (東京)
■YOLZ IN THE SKY (大阪)
■ウサギバニーボーイ(広島)
■etos (広島)
■kthemusicgirl (広島)
■furate (山口)
■キラキラTVパラダイス (北九州)
■SCREAMING CAR SHOW (福岡)
■倉地久美夫 (福岡)
■Raufarhörn (長崎)
■石頭地蔵
■しみずけんた
■田中事件
■円柱へ
■小林どろり
■The Heightz
■akari
■My Lucky Day
■fjord
■shazzan
■Mul-Let-Ct2
■Doit Science
open 1PM
3000JPY+D
http://navaro.info/home/schedule/10-13sun-art-blakey-fes-2019/

火の国に伝わるオルタナティブたちの祭。奇跡楽団Doit Science主催の、できればこのままMITOHO SESSIONSと名乗りたいくらいの完璧な内容、またお誘い頂けて光栄です。

10/14(月)広島ROOTZ
【田舎者】
◾︎LOOLOWNINGEN&THE FAR EAST IDIOTS
◾︎ウサギバニーボーイ
◾︎speaker gain teardrop
◾︎kneeeeee
6PM
2000JPY+d
https://www.facebook.com/Public-Bar-Rootz-350227938427047/

久しぶりの広島公演は盟友ウサギバニーボーイと!という事は例のカバーやります。

10/19(土)光が丘bar地下室
■LOOLOWNINGEN&THE FAR EAST IDIOTS
+1band
TBA
http://bar-chikashitsu.favy.jp/

THE JFKのゴッドベーシスト、ヒネ氏のお店でロングセット2マン!ゼロ距離スーパーロウなサウンドでバンドの本質に肉薄します。

10/28(月)青山月見ル君想フ
■LOOLOWNINGEN&THE FAR EAST IDIOTS
■喃語(札幌)
■fresh!
■H MOUNTAINS
7PM
2500JPY+d
http://www.moonromantic.com/

札幌孤高のプログレッシブ、喃語の東京2デイズをルロウズサポートいたします。先日リリースした新譜でルロウズカバーも収録してくれた盟友H Mountainsと一緒。

チケットのご予約は下記フォームが便利です!よろしくどうぞ。
(その他お問い合わせ、オファーなどはinfo@loolowningen.comまでどうぞ。)

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20190826

626


次回ルロウズは9/11水曜日、吉祥寺NEPOにて。思うところあり今回はLOOLOWNINGEN KOVITO ENSEMBLEという太古にアコースティック編成で演奏した際の名義で演奏いたします。当時は買ったばかりのガットギターを弾きたいための名義でしたが、幾年月が経ちトリオにまで削ぎ落とされた編成で、この名義を換骨奪胎してこの日共演する人たちに対し「弾き語りより音が小さく、弾き語りより自由度が高く、弾き語りより純粋で根源的な表現」を提示すべく演奏いたします。音は小さい方がより刺激的な/より多くの意味無意味を孕むものを作れる。気がする。トッパー19:00です。よろしくどうぞ!

9/11(水)吉祥寺NEPO
【ODD CAMPER】
■LOOLOWNINGEN KOVITO ENSEMBLE
■石原正晴 (SuiseiNoboAz)
■Ri Ri Riligion mini
■ilyones
■U (叩き語り)
■オクムラカナ (sugar'N'spice)
open/start 17:30/19:00
adv/door 2200/2500(+D)

19:00 LOOLOWNINGEN KOVITO ENSEMBLE
19:30 オクムラカナ
20:00 U
20:30 ilyons
21:00 Ri Ri Riligion mini
21:30 石原正晴

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20190817

625

8/9 東京→大阪
ルロウズ3人は全員実家も関東で、お盆の帰省渋滞というものに対して知識が乏しく、まあとりあえずラッシュピークではなさそうだしこの日は何だかんだ何とかなるんじゃね?という発想で8時出発。しかし都内の渋滞がまず結構激しく3人が合流出来たのが9:30。悪名高い海老名ゾーンを抜けるまでそこから2時間。さらに信楽〜京都で鬼の渋滞があり結局大阪着は19:10…。リハはおろか開演にも危うく間に合わずという事で疲労と空腹の極み、さらに赤倉はウルトラ病み上がりの中para-dice着という出鼻挫かれまくりのツアースタートとなりました。搬入をしているともう1組目のたかぎしゆか氏の演奏がスタート。素敵な演奏だったのですが物販準備や機材準備などであまりゆっくり見られなかったのが無念でした。

到着の1時間半後にもう出番。para-diceはこれまでも出演した事があったし瀧井氏のPAだったので、リハなしでも内部的な不安などは特になく、疲れさえ見せなければ、という感じだったのですが、結果良いライブになったのではないでしょうか。45分ロングセットだったので新曲も織り交ぜつつ約1年半ぶりの大阪公演に相応しい、現在の私たちっていうのを演奏出来たと思ってます。
この日のメイン、大復活のZweigは4人編成になってバンド感の増したナイスミュージック。人懐こいような、冷たいような、不思議な温度感はやはり鉄兵氏のANYOにも通じる印象がありました。

終演後はメガネたちがダウンする中、ウルトラ病み上がり赤倉のみ何故かエネルギーが溢れかえり、鉄兵氏のバースデーを祝ったり無限に奢られる酒を飲み続けたりで27時。鉄兵氏宅で撃沈したのは28時頃。明日早くに出なきゃなのに…。


8/10 大阪→山口→広島
死体のように8時に起床。鉄兵氏たちとゆっくりモーニングでも行きたい気持ちを押し殺して西へ向かいました。朝の段階では山陽道を使うか中国道を使うかGoogleマップ様の判断は五分五分だったのですが、何となく直感で中国道を選択。するとその直後から山陽道が鬼の渋滞開始になったようで、もしも山陽道を選んでたら…と思うとゾッとします。
大阪→山口は距離的に近くはないし、中国道はクネクネ道が多いのですが一度も渋滞に引っかかる事なく6時間程度で山口入り。山口は2回目なのですが今回も前回も余裕をもって現地入りする事が出来ず、すごくのんびりしてていい感じの街と思うのですが未だに全貌がわかりません。

この日の会場は山口県立大学の有鄰館という広い部室棟みたいなところ。久しぶりのshiNmmやウサギバニーボーイduo、furateチームと合流して駆け足でリハをするものの、とにかく暑い!鬼暑い!激暑い!どうやら建物自体が熱をもってしまっていて、クーラーのキャパを超えた熱気が壁一面からやってきててステージは体感40度。外も大概な気温ですが外の方が圧倒的に涼しく感じる中、差し入れで頂いたアイスが秒殺でなくなる中、ツェッペリンふうにいうと狂熱のライブが開演となりました。

思えば今年3月にラスベガスで人生史上一番凍えたライブを経験して、半年足らずで人生史上一番茹だったライブを経験。貴重な機会ありがとうございま

furateは90年代のマインドと10年代の感性を併せ持つ捻れたギターオルタナ。本人たちは否定するかもですがパフォーマンスなどでshiNmmを感じるところもあって、やはり影響しあってるんだなあと思いました。素敵な演奏。ウサギバニーボーイduoは2人だから引き算をして自然に鳴らそうって考えを全否定した、ルーパーとオクターバーを駆使した4人の音を2人で完全再現するという力の発想。このあたりからオーディエンスは暑さとの戦いになってたと思います、現に私は頭痛がしてきて普段苦手なスポーツドリンクが美味しく感じられるようになりました。shiNmmはよりBPMが落ちてもう老成したグルーヴ。流石でした。

ルロウズは精一杯演奏しました。ライブが始まってしまうとステージの温度はあまり気にならなかったのですが終演後外出たら秋かと思ったのは事実です。最後まで残ってくれた人たちには本当に感謝です…!
終演後は暑すぎて暫く身動き取れなくなりつつも「ふじ苑」へ移動し打ち上げ。日本人に媚びない味付けの中華料理、最高でした。
山口チームと再会を約して広島へ移動。高宮邸にお邪魔してハングアウトをして、たぶん26時くらいに撃沈。最近の話なども出来て良かったです。


8/11 広島→京都
8時頃割とハッピーに起床。サキチヨ様にコーヒーを淹れてもらったりして全快し、今日も渋滞が怖いので早めに出発する事にしました。割とガッツリ想定内の渋滞はあったもののの、リハ時間には間に合う感じでなんとか京都着。この日の京都は39度予想で、確かに空気が赤黒い感じというか、凶悪な気温ではありましたが昨日のアレを経験した我々としては些事。サクッとリハを終えた後ホテルにチェックインをして近くのうどん屋で食事。nano に戻った時にはちょうど開演のタイミングでした。

トッパーのYUNOWAはモダンなR&Bの感覚とギターロックのクロスオーバーみたいな感じでtoolTシャツを着たアメコミみたいな形をしたベーシストがとにかくクール。2組目sowも共演はたぶん8年ぶりとかなんですが有機的で熱いインスト音楽で素敵でした。また共演が鬼久しぶり、復活よしむらひらく氏も素敵。やはりキャリアは裏切らないなあと思いました。4組目のthanの激情に煽られるようにルロウズもカッコよくスタート!のつもりが弦切れたりベースの音出なくなったりとトラブル祭り。とはいえここ2年くらいで培った「何が?」ていう鈍感力のおかげで強引に流れを止めずアンコールまで頂けました。最近はトラブルやミスが起こってからの練習をたくさんしてたのが奏功したのかもしれません、がいずれにせよすいませんでした。

終演後はまたまたビールをご馳走して頂きながらモグラ氏と色々な話。開演が早かったこと(と外が猛暑だったこと)もあり色々な人たちとも話せて良かったです。めちゃくちゃサングラスを会場に忘れていったけど…
宿に戻ってあっという間に撃沈。


8/12 京都→東京
少し早めにチェックアウトをして9:30頃出発。予想到着時間5.5時間だった筈なのに…なぜ東京に着いたのが20:30だったんだろう…。名古屋のあたりとか…海老名のあたりとか…で何があったのだろう…




20190713

624

次回ルロウズは関西3公演!お盆前の間隙を縫って大阪→山口→京都と伺います。2度のUSツアーを経て根拠のない確信と鈍感力の漲るトリオの渾身の演奏を是非ライブでご覧ください。

現在夏以降の公演、また新作の録音に向けてマゾヒスティックなまでにディシプリンなスタジオワーク中です。辛ルロウズプロジェクトを経て、より音捌きの技術に磨きのかかった…というより何でもアリになった私たちを是非このタイミングでご覧頂けると幸いです。ロックトリオのフォーマットはまだまだ未知の可能性に溢れているし、機材が安くても少なくても音符たくさん弾けなくてもルールや音価やトーンや構造を見直すだけで新しい音、新しい感覚にたくさん出会える。それを力強く面白く証明出来るバンド目指して精進いたします。
フォークイナフ新譜、そして立て続けに発表されたエクストルーダーズやヨルズインザスカイの復活、日本のギターオルタナティブたちの未来は明るい…!

LOOLOWNINGEN & THE FAR EAST IDIOTS
short tour "OBON"

8/9(金)大阪扇町para-dice
Zweig&teppelin presents【テアトルツヴァイク】
■LOOLOWNINGEN&THE FAR EAST IDIOTS
■Zweig
■たかぎしゆか
open/start 19:00/19:30
charge 2000+D
http://para-dice.net/

まず9日は大阪。盟友teppelin氏との出会いはそもそもZweigが最初でした。彼らの復活記念&teppelin氏生誕記念の大事な節目、きれいめなラインナップの中明らかに浮いた音になるであろうルロウズが。珍味的ポジションを全ういたします。

8/10(土)山口県立大学有鄰館2F
【ゴソゴソ】
■LOOLOWNINGEN&THE FAR EAST IDIOTS
■shiNmm
■ウサギバニーボーイduo
■furate
open/start 17:00/17:30
!charge FREE!
https://www.yamaguchi-pu.ac.jp/

10日は2度目となる山口へ。西日本が誇るヘンテコオルタナティブたちとがっぷり四つの演奏をいたします。なんとこの日は大学構内フリーライブ!そしてお盆の帰省ラッシュ渋滞予測いっこめのピークのため果たして何時にルロウズ号は山口へ着くのか、既に心配!!

8/11(日)京都nano
【国語と数学】
■LOOLOWNINGEN&THE FAR EAST IDIOTS
■よしむらひらく
■than
■YUNOWA
■sow
open/start 17:00/17:30
adv/door 2000/2500+D
http://livehouse-nano.com/

3デイズ最終日は京都もはやホームのnanoで。よしむらひらく氏とnanoで共演するのって通算4回目くらいな気もしてますが不思議なものです。またsowとは超絶久しぶりの共演な気がしてます。これもまたご縁の賜物。

全公演ご先祖さまと一緒にご来場で特典あり?皆さまのご来場心よりお待ちしております。

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20190708

623

【MITOHO SESSIONS】吉祥寺公演終了!ご来場頂いた皆さん本当にありがとうございました。

レコード水越はいつだって最高、いつも通り最高。ルロウズ転換中に回していた曲が何だったのか聞きそびれました。未踏峰を冠に謳うルロウズのイベントシリーズ、これまで幾多の素晴らしい方にご出演頂いてますし、もちろん私たちもそうありたいと思ってますが、結局スッパさんがいちばんこの精神を軽やかに体現したアーティストと思います。未知、異端、辺境、それだけにとどまらずあまねく全ての音へのあくなき好奇心と挑戦。

吉田ヨウヘイgroupはまさかのリフ化、ロック化、ファンク化。これまでの方向性の曲が物理的に出来なくなったから…とMCで言ってましたが、ほぼ新曲のセットにひたすら痺れました。バンドのブランドに安住せずチャレンジする姿勢、模索する態度、あがく生き様、最高にカッコいい。そしてその上で通底和音として残る吉田氏のメロディ感、リリック感、吉田ヨウヘイgroup節といえるコンポジションの仕掛けなど。元はといえば彼らをオファー時に聞いた「ほぼ全部変えた」という言葉に煽られるように私たちも今回のチャレンジを決意したのを改めて思い出しました。

 *

そして今回のルロウズのチャレンジについても非常に思い入れがあるものですのでセットリストと共に書かせてください。
今回のチャレンジの骨子は、というかこれまでのルロウズもある程度はそうですが”オーソドックスなロックトリオ編成(大編成は甘え)と最小限の機材と技術(エフェクターは甘え)でロックミュージックをどこまでモードチェンジ出来るか(常識は甘え)”という部分。また今回特に音響部分にフォーカスをして”気持ち良さ”というものへのルロウズ流のアプローチ。また個人的にはストラトのアームのポテンシャルを限界まで引き出すこと(ロック式は甘え)。以上を極端なデフォルメ化した結果ドラムは3点(タムは甘え)、アンプのボリュームも目盛り2くらい下がり(爆音は甘え)、チューニングが一個も安定しない(音程は…甘えではないか…)異形の音が誕生しました。
JON BAPやKING KRULEなどの新感覚を持ったクールなバンドたちにも触発されました。

1.訪れを (楽器は甘え)
オリジナルはバンド結成直後に作ったものなのでおそらく2010~2011年頃。廃盤になっているデモCD-R収録の曲ですが大胆にボイス、クラップ、ストンプのみに完全リアレンジしました。3人なので異様な感じの仕上がりになりましたが20人くらいでこれをやればオールブラックスのハカみたいになると思います。歌に対して捩れる変拍子や最後の5拍3連が鬼難しいのとキーが高いのでいっけんフロアの人たちも参加出来そうなのにハードルが高いのが悩みですが、逆説的に気づきが一番多かった曲の1つです。

2.折鶴 (サンプラーは甘え)
おそらく仙台で1回演奏したのみだった曲。もともとQ AND NOT Uの"SOFT PYLAMIDS"っていう曲のポストサンバみたいな雰囲気を出すべく、上田氏が1フレーズのみの高速パーカッションを1曲通して超ストイックに叩く+ハードコアレゲトンみたいなドラムの曲だったのですが、今回はさらにマゾヒスティックにドラムの音数を極端に減らしてトラップ化、でいて別テンポが混ざってるふうに聞こえるように細かい5拍子で配置。ドラムの置き方を決める作業は低血糖になるくらい脳と感覚を酷使しました。

3.it's (not) gonna happen (展開は甘え)
完全新曲。私たちはfolk enoughが本当に好きなのですが、彼らのライブ中盤で発生する「何も変化が起こらない」、言ってしまえばある種「退屈な」時空間の創出は最高にクールだと思っています。私は自分の作った1曲1曲を自分の子どものように思うところがあって、そのため過剰に意匠を凝らしたりするクセがあるので、楽曲内のラウド/クワイエット/ラウドを拡張してセットリスト全体の流れの中でラウド/クワイエット/ラウドを作り出すメタ視点にはアイデア自体には興奮するのですが同時にずっといいのかな、とも思ってました。

4.演じるサイン (爆音は甘え)
完全新曲。今回のセットリストの中で最も音量が下がるくせにBPMはルロウズ史上最速の210。トリオのこれまでのクセでは楽曲の盛り上がりに応じて3人それぞれ一斉に音を上げたり下げたりしてたのですが、そこからの解放を目指した曲。ボリュームが0.5くらいだったトレモロでフッワフワのAとAmを繰り返すだけのギターが最終的にベースとドラムを掻き消していく、砂に書いた文字のようなアレンジ。骨格が比較的普通の楽曲もこの書法を使えば新しく聞こえる、と内部的に興奮した曲です。

5.睡蓮 (ハイハットは甘え)
ライブでは殆どやっていなかった曲。元アレンジはアッパーでディストーションに塗れた曲だったのですが、ジャコメッティの彫刻のように細かい5拍子のリズムの骨組みだけを抽出し、エモーショナルな曲なのですが敢えて超クリーントーンのギターの音量を最小限まで絞った、演奏する人間にも聞く人間にも緊張を強いる"間"のサウンドに。ただでさえ少ない点数のドラムの、ハイハットの部分さえギターが奪うみたいな構造で、空間をこれだけ作るとタテの揺らぎだけで感情の陰影を表現出来るという大きな発見がありました。

6.クーデター (グリッドは甘え)
先行でデモは公開してたもののライブでは初披露の完全新曲。この曲があったから今回のプロジェクトをやろうと思えた、下品な言葉で言えばケツを叩いてくれた曲です。
デモこそ空間処理いろいろやってますが、今回のライブアレンジでやりたかったのは2020年代のサイケデリックの方法論の提示。ファズとエコーを封印しひたすらロウな音で、千鳥足のドラム、不安定なギター、抑制された歌と歌の影をひたすら不器用に追いかけるベース。タテをなるべく合わせないようにする意識。歌詞含め、あらゆる点でルロウズの新しいモードのステートメントとなる楽曲と思っております。ストラトキャスターのアームの奏法ってまだまだ金脈がゴロゴロしていると確信してます。

7.鋏のあと (楽譜は甘え)
『CREOLES』収録バージョンでは爆音ノイズトライバル曲ですが徹底的にパッサパサにリアレンジ。極度乾燥しなさい。決め事も2,3個程度で尺すらもフリー。歌い出したらそこが1拍め、みたいな自由度ながらとにかくひたすら音数を減らして構造上必要な柱みたいなものすら取っ払ったおかげでクールな感覚が前面に出てくる、割と必殺曲になった気もしてます。ストラトキャスターのアームの奏法ってまだまだ金脈がゴロゴロしていると確信してます(その2)、吉田ヨウヘイ氏をして「モジュレーション系のエフェクター使ってるのかと思った」と言わしめた楽器壊れかねないレベルのベンドに抑えきれない熱量がこもります。

本当はかなり前に西田修大をゲストに迎え1度だけ演奏した「黄金の土」という曲を最後にやる予定でした。モノトーンの世界に一滴だけ垂らされた鮮やかなオレンジ。めざめからの再びのねむり。そこまでやって本プロジェクトの全貌を表現出来た筈なのですが、どうしてもリアレンジが定まらず泣く泣くカットになってしまいました。またこのセットをライブで演奏するかは未定ですが「黄金の土」も加えた状態でこのセットをまるまる録音するつもりではあります。
もちろん広く皆さんに聴いてほしい音ではあるのですが、特に脳内で鳴るサウンドの表現のためにメンバーが足りない、エフェクターが足りないと思ってリソースに悩んでるミュージシャンに私たちの今回の一連のアイデアが届きますように、そして励みになりますように…!

 *

さて、ルロウズ新着ライブいくつか発表されております。それについては追ってまとめてこちらでもお知らせさせて頂きます。東京の方はとりあえず先ですが11/12新代田FEVERをお見逃しなく。

20190627

622(7/5【MITOHO SESSIONS】出演者紹介④LOOLOWNINGEN&THE FAR EAST IDIOTS(a.k.a辛ルロウズ))

あと1週間!7/5吉祥寺NEPO【MITOHO SESSIONS】出演者紹介、普段自分たちはやらないのですが今回はどうしても…!LOOLOWNINGEN&THE FAR EAST IDIOTSこと辛ルロウズ、知ってるよと言わずにしばしお付き合いください。

構想半年、ここ2ケ月は脳をグルグルグルグルグルグルグルグルさせてました。新しい音へのチャレンジをこの日お披露目いたします。とりあえず7曲。既存曲の抜本的リアレンジ4曲、新曲3曲。自分たちの使っている楽器を見つめなおして、クリシェや常識をひたすら疑い、緊張感としては初ライブと同じ感じです。

ルロウズは基本的にはセットリストを決めません。手抜きとか惰性とかではなく、大げさにいうとライブの度に出現する一期一会の時空間に対する誠意/畏敬の表れというか、積極的に閃きや思いつきを取り入れたい、バキバキにディシプリンな楽曲だらけなので、それだけにそうした柔軟性を取り入れたいってのがありました。
今回についてはもうセットリスト決めました。これまでルロウズがさほどフォーカスしてこなかったディソナンス、音量、音響、ポストエモーション、メタ視点。塩を少し振ったスイカが如く、非ロックのフィルターを加えたルロウズが逆説的にどれだけロックミュージックの沼に浸かっているのかを再照射する試みです。バンド内ではバリバリ興奮してますがオーディエンス目線では地獄なのかな…。まずはきちんと120%の演奏が出来ますように。音の背後にある実験や伏線ばかりがドヤ顔しませんように。よくわからなくても強く残る"何か"がある、と思ってもらえますように。興奮してもらえますように。。。

LOOLOWNINGEN&THE FAR EAST IDIOTS/クーデター
https://soundcloud.com/loolowningen/coup

 *

7/5(金)@吉祥寺NEPO
【MITOHO SESSIONS】
◾︎Gregory Uhlmann (Los Angeles)
◾︎LOOLOWNINGEN&THE FAR EAST IDIOTS
◾︎吉田ヨウヘイgroup
DJ: レコード水越
open/start 17:30/18:30
adv/door 2000/2500(+d)
https://www.facebook.com/events/410889696361477/

7月のシリーズ未踏峰は会場を幡ヶ谷森林限界から吉祥寺NEPOに移し開催します。今回のメインゲストはアメリカ、ロサンゼルスより鬼ギタリストGregory Uhlmann!ルロウズが彼の地で強く共鳴したその音と無限のアイデア、ユーモア、今回はソロでお届け。
ローカルサポートも最高!新メンバーで活動再開した吉田ヨウヘイgroupは本イベントが再開後初東京公演、そんな大事なタイミングに【MITOHO SESSIONS】お選び頂きありがとうございます。そしてDJには"名イベント請負人"レコード水越!なおルロウズはこの日方法論を全とっかえした最新セットをお披露目いたします。新曲だらけなのは勿論、基礎工事をまるでしない橋、みたいな、私たちの言葉でいうところの”実験的というよりは音楽的な”音を中心に演奏します。バンド内では今回の斬新なアプローチに超興奮してますが、よくなかったら/伝わらなかったらごめんなさい。

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20190623

621(7/5【MITOHO SESSIONS】出演者紹介③吉田ヨウヘイgroup)

マジでもうすぐ!7/5(金)吉祥寺NEPO【MITOHO SESSIONS】開催します!恒例の出演者紹介第三弾は吉田ヨウヘイgroup。

名実ともに東京インディロックの中心まで駆け上がったところから完全な解体を経てサカモトノボル、五味俊也(キヲク座)、佐藤望(Orangeade)たちと再始動を果たした最新版吉田ヨウヘイgroup、まだアー写も現編成の音もないし、そもそも今回が復活都内初公演(!)となります。大事な節目にシリーズ未踏峰を選んで頂いて光栄です。

なんとなく吉田氏と私は顔も似てる気がするし、同い年だし、光と陰みたいな音の違いこそあれ節々で共演してきたこともあり界隈の中でいちばん他人に感じないバンドのひとつ。そして何よりも現在は新曲だらけとの話を聞いていて、これまでのブランドに頼らない、羽生善治九段ふうに言うと「運命は勇者に微笑む」その未来志向の姿勢に強く強く共鳴するしカッケーと思います。参考となる音がないからこれしか書けない…!、7月5日、吉祥寺はずれの音の秘密基地で、事件か事故か、一緒に彼らの新しい一歩の目撃者、歴史の生き証人になりませんか。

吉田ヨウヘイgroup/トーラス https://youtu.be/q_dqLJZlWzg

 *

7/5(金)@吉祥寺NEPO
【MITOHO SESSIONS】
◾︎Gregory Uhlmann (Los Angeles)
◾︎LOOLOWNINGEN&THE FAR EAST IDIOTS
◾︎吉田ヨウヘイgroup
DJ: レコード水越
open/start 17:30/18:30
adv/door 2000/2500(+d)
https://www.facebook.com/events/410889696361477/

7月のシリーズ未踏峰は会場を幡ヶ谷森林限界から吉祥寺NEPOに移し開催します。今回のメインゲストはアメリカ、ロサンゼルスより鬼ギタリストGregory Uhlmann!ルロウズが彼の地で強く共鳴したその音と無限のアイデア、ユーモア、今回はソロでお届け。
ローカルサポートも最高!新メンバーで活動再開した吉田ヨウヘイgroupは本イベントが再開後初東京公演、そんな大事なタイミングに【MITOHO SESSIONS】お選び頂きありがとうございます。そしてDJには"名イベント請負人"レコード水越!なおルロウズはこの日方法論を全とっかえした最新セットをお披露目いたします。新曲だらけなのは勿論、基礎工事をまるでしない橋、みたいな、私たちの言葉でいうところの”実験的というよりは音楽的な”音を中心に演奏します。バンド内では今回の斬新なアプローチに超興奮してますが、よくなかったら/伝わらなかったらごめんなさい。

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